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更新日:2023年2月27日

春が旬の魚種紹介

1. アサリ

アサリ

浜名湖に広く分布していて、春先から初夏にかけて身入りがよく、最もおいしい時期となる。調理の際、加熱しすぎると身が縮み固くなりうまみも半減する。
水深が浅く、閉鎖的な浜名湖のあさり資源は、昔から乱獲による枯渇の危険がつきまとってきた。そこで、浜名漁業協同組合では、限りある資源の管理として湖内で発生した稚貝を移植するなどの資源管理とアサリの天敵であるツメタガイの駆除活動を行っている。
潮干狩りなどの際には一人2キロまでの採貝規制を守るとともにツメタガイ駆除にご協力を!

漁獲時期:旬は3月から6月。周年採貝している。国内の需要は年間10万トン前後で安定している。
●栄養成分:鉄分、ビタミンB12
●機能性:肝臓病、貧血、動脈硬化の予防・改善など言われている
●調理法:味噌汁、ボンゴレ、酒蒸し、佃煮、ネギヌタ
アサリ2

2. イトヨリダイ

イトヨリダイ

関西地方では、マダイに準用される高級魚。
体は細長く、平たい。鮮やかな赤色の体側には黄色の縦帯が6から8条ある。各ヒレも赤く、背ビレとシリビレにも2条の、また腹ビレには1条の黄色の帯が走る。とても綺麗な魚である。
水深40mから100mの泥質ないし砂泥質の海底に生息し、主に甲殻類、多毛類、小魚を餌にしている。
一本釣り、延縄、底引き網などで漁獲される。
※スズキ目-スズキ亜目-イトヨノダイ科-イトヨリダイ

●漁獲時期:遠州灘では4月から9月に獲れる。舞阪漁港のイトヨリダイは年間水揚げ量8トン前後で推移している。
●栄養成分:ビタミンD、カリウム、リン
●機能性:高血圧予防、骨粗しょう症予防など言われている
●調理法:刺身、焼物、吸い物、煮付け、揚げ物など用途は広い。写真は舞阪産イトヨリ鯛のポアレ地場野菜添えバルサミコ風味ソース
イトヨリダイ2

3. ウチワエビ(キンチャクエビ)

ウチワエビ

ウチワエビは、太平洋岸から東シナ海にかけて分布している。漁は周年であるが、3月から6月が旬である。遠州灘でも水深50mから300mの砂泥底に生息していて体長20センチほどになる。
この形から「せった」、胴の部分と頭とをパチパチと激しく折りたたんで威嚇するので「パッチンエビ」「パチパチエビ」「ハタキエビ」などとも呼ばれる。
味は伊勢海老に良く似ていて、刺身、塩茹、味噌汁などの和風料理のほか、ロブスターと同様にローストなどの洋風料理にも用いられる。
※甲殻網十脚目-イセエビ科-ウチワエビ

●漁獲時期:旬は6月から8月。浜名漁業協同組合の年間水揚げ量は12.5トン前後で推移している。旬は3月から6月。
●舞阪漁港に揚がるウチワエビは年間水揚げ量0.8トン前後で推移している。
●栄養成分:鉄分、ビタミンB12
●調理法:刺身、塩茹、味噌汁、フライ、てんぷら、クリーム煮

4. カツオ

カツオ

春の訪れとともに黒潮にのって大群で日本近海に近づく。早いものは2月下旬から3月上旬に九州南方に現われ、4月から5月には伊豆や房総半島沖に近づく。
舞阪での漁法は十本ほどの針をつけた縄を両翼の竿や船尾に仕掛け、カツオがかかるのを待つ引縄釣漁。舞阪で味わえるモチガツオの作り方の特徴はそのシメカタにある。まず、カツオがかかると引揚げて頭をたたき、いったん桶で血抜きした後、氷水に漬けて持ち帰る。こうして臭みの無いモチの様な弾力のあるカツオが港に揚がる。
※スズキ目-サバ亜目-サバ科-カツオ

●漁獲時期:遠州灘では春の黒潮にのってモチガツオが獲れる。9月から11月には戻りガツオといって脂ののったカツオが獲れる。
●栄養成分:ビタミンB群、ビタミンD、ナイアシン、鉄分
●機能性:動脈硬化予防、貧血予防、疲労回復など言われている
●調理法:刺身、たたき、ナマリ節、ナマリ節の煮付け、など

5. クロダイ

クロダイ

遠州灘沿岸のほか浜名湖では湖南部を中心に全域でよく獲れる。
浜名湖では、いろいろな種類の鯛が獲れる。黒鯛、平鯛(へだい)(白鯛)、カイヅ(キビレ)、真鯛の子、などなど。
※スズキ亜目-タイ科-クロダイ属

●漁獲時期:湖内の漁は3月から11月にかけて行われる。産卵期の5月から6月を除いた時期であればそのおいしさは変わらない。浜名漁業協同組合の年間水揚げ量は黒鯛75トン前後で推移している。また、カイヅの年間水揚げ量は5トン前後である。
●栄養成分:たんぱく質、カリウム、ビタミンB1
●機能性:胆石・肝臓病予防、母乳分泌・血液浄化、中性脂肪低下など言われている。
●調理法:刺身、焼物、鍋物、蒸物、チヌめし、塩釜焼き、鯛茶漬け、フレンチ料理ではポワレ、ムニエルなど(写真はチヌめし)
クロダイ2

6. サヨリ

サヨリ

浜名湖では湖南部を中心に全域でよく釣れる。針にかかって飛び跳ねる様は豪快で面白い。
大きなものはサンマ級といって、刺身で食べれば上品なお味です!
※ダツ目-トビウオ亜目-サヨリ科-サヨリ属

●漁獲時期:旬は春先から初夏の産卵期。浜名湖のサヨリは年間水揚げ量10トン前後で推移している。
●栄養成分:タンパク、ビタミンC
●調理法:刺身(透き通るような身を刺身でいただきたい。)、塩焼き、椀もの、てんぷら
サヨリ2

7. シラス

シラス

シラス漁は毎年3月から翌1月まで遠州灘で操業されており、舞阪漁港での水揚げ量は日本有数を誇っている。
シラスはおもにマイワシとカタクチイワシの子である。舞阪漁港で水揚げされたシラスは、そのほとんどが漁港近くの加工場で「しらす干し」にされる。

●漁獲時期:旬は4月から11月。遠州灘で操業されている。舞阪漁港に揚がるシラスは年間水揚げ量3,000トン前後で推移している。
●栄養成分:カルシウム、ビタミンD
●機能性:骨粗しょう症、情緒不安定の予防・改善など言われている。
●調理法:そのままご飯にかけてもよし、かき揚げ、豆腐と一緒に、厚焼き玉子の中に入れるなど用途はさまざまである。市内の学校給食でも使っているが、活用の幅を広げるため新たなメニューの開発が期待される。(写真はスモークサーモンの舞阪産シラス アボカド包み 干し桜海老添え)
シラス2

8. ホウボウ

ホウボウ

大きくて彩の美しい胸ビレをもった魚。
100m前後の砂泥底に生息し、胸ビレの下の三本の軟条を使って海底を歩く。
浮き袋でボーボーと大きな音を発するのでホウボウと名づけられた。
目が黒く澄み、体の色が鮮やかで、体表のヌメリが透明なものが優れている。
※カサゴ目-ホウボウ科-ホウボウ属-ホウボウ

●漁獲時期:遠州灘では春から夏獲れる。舞阪漁港に揚がるホウボウは年間水揚げ量10トン前後で推移している。
●栄養成分:カリウム、リン、カルシウム
●調理法:刺身、塩焼き、揚げ物、鍋物などに向く。特に煮付けにするとゼラチン質が多いので、おいしい煮こごりができる。
ホウボウ2

9. マダイ

マダイ

古くから、みごとな姿とともに美味な魚として親しまれてきた魚の代表格。
沿岸の水深20mから200mの岩礁域や砂礫底に生息して、エビ、カニ類を中心に貝、イカ、小魚などを食べる。
天然のマダイと養殖マダイの見分け方として、養殖ものはやや黒味をおび、マダイ特有の赤色が鮮やかでないといった点が挙げられる。
浜名漁業協同組合では資源保護事業としてマダイの稚魚放流を実施している。
※スズキ目-スズキ亜目-タイ科-マダイ

●漁獲時期:遠州灘では3月から5月に獲れる。舞阪漁港に揚がるマダイは年間水揚げ量17トン前後で推移している。
●調理法:マダイは内臓以外にほとんど捨てるところがないほどに利用ができる。刺身、塩焼き、ちり鍋、鯛めし、かぶと煮、鯛みそ、鯛のひれ酒など用途は広い。(写真は舞阪産真鯛のワイン蒸し小海老添えノイリー酒風味ソース)
マダイ2

 


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