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更新日:2024年3月25日
景観整備にあたっては、浜松城跡が本来持っている価値を顕在化させるよう、また、うるおいのある緑の拠点としての整備、利用面との調整を図ります。
(1)既存植生整備計画
【1】史跡としての魅力を向上させるための樹木伐採
【2】樹木更新、樹勢回復
老木や密植などにより樹勢が衰えている既存植生は、樹木更新や樹勢回復を行うなどの対策を講じ、日照を確保し、安全性や快適性を高めます。
【3】景観木の保全
本丸西部や西端城曲輪のサクラと城の景観は、浜松城の魅力の一つであるとも言えるため、石垣の保存や眺めを阻害しないサクラについては、極力保全します。しかし、樹勢が衰えている老木は、適宜更新していきます。
【4】南エントランスの既存植生整備
南エントランスゾーンには、市道沿いに既存樹木(ケヤキ)があります。都心方面からの城跡の眺望や城跡へのアプローチを阻害している場合は、伐採や移植を検討しますが、歩行者に豊かな緑陰を提供しているため、伐採は必要最小限とします。
(2)植栽計画
歴史ゾーン
廃城時の姿をできるだけ再現するため、歴史ゾーン内での新たな植栽は、原則として実施しません。
南エントランスゾーン
潤いのある快適な空間を創出するため、適度な緑陰を提供する修景植栽を行います。
(1)維持管理
維持管理は、主に点検及び維持的措置からなり、日常的なもの、定期的なもの、文化財的なものに分けられます。主として、史跡の保存に関する措置を文化財課、史跡・公園としての活用を目的として設置した諸施設の管理を公園課にて行います。
(2)運営・活用
(3)周辺資源との連携
浜松城跡周辺には、城下町の骨格を構成する街区をはじめ、堀及び土塁等、町並み、寺院、街道など、本来、城跡と一体に取り扱うことが適切なものの一部が現存しています。これらの地域資源は、「歴史の散歩道」や「家康の散歩道」としてネットワーク化されているものもありますが、ルートから取り残されているものもあります。そこで、史実に基づき、浜松城跡周辺の歴史的資源や関連資源を洗い出し、インターチェンジや駅などの交通結節点とのネットワーク化を図ります。
また、歴史まちづくり法や景観法などの法制度を活用し、周辺地域の歴史的なまちづくりを推進します。