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更新日:2020年7月27日
公共交通空白地域と呼ばれる地域では、公共交通がなかったり、あっても本数が少なくて使いづらいなど、日常の移動に不便さを感じていることと思います。このような地域の皆さんは、車を持つ近所の人に目的地まで乗せて行ってもらうなどして生活をされていると思いますが、善意で行われる車で送る人の役割を正式に担うのが『公共交通空白地有償運送』です。
これは自治会やNPO等の地元に密着した団体が許可を得たうえで行うことができます。浜松市では、地域の人たちの「助け合いによって地域の生活の足を守る」この取り組みを応援しています。
公共交通空白地有償運送を始めるには、道路運送法で定められた条件が必要です。これらの条件を満たしてから、地域公共交通会議で協議にかけ、承認を得てから運輸支局へ申請することになります。
項目 |
主な条件 |
---|---|
運送主体 |
特定非営利活動法人(NPO法人)など |
運送対象 |
公共交通空白地域の住民、その親族などで、会員登録された者 |
運送区域 |
公共交通空白地域などで、バスやタクシーといった公共交通機関がない地域 |
使用車両 |
乗車定員11人未満の自動車、乗車定員11人以上の自動車、軽自動車 |
運転者 |
第二種運転免許取得者、国土交通大臣が認定する講習を修了している者、国土交通大臣が認める要件を備えている者 |
運送の対価 |
タクシー料金の概ね二分の一以内 |
運送の詳しい内容は、以下の国土交通省ホームページ(別ウィンドウが開きます)及び浜松市公共交通空白地有償運送ガイドラインをご覧ください。
●浜松市内で現在実施されている公共交通空白地有償運送
実施団体 |
NPO法人がんばらまいか佐久間 |
---|---|
利用者 |
会員登録された者及びその同伴者 |
運行区域 |
浜松市天竜区佐久間町全域、愛知県北設楽郡東栄町の一部 実証運行 【会員及びその同伴者】 平日を除く公共交通空白地有償運送事業者の営業日に限り、発地もしくは着地のどちらかが佐久間町内であれば、浜松市内の運送を行う。片道のみは不可。 【会員でない者】 平日を除く公共交通空白地有償運送事業者の営業日に限り、発地もしくは着地のどちらかが佐久間町内であれば、遠州鉄道西鹿島駅に限り運送を行う。 ※実証運行期間は平成29年12月23日から2年間とする。その後については、実証運行結果等に基づき、 別途協議し定めるものとする。 |
車両 |
普通乗用車2台 |
運賃 |
地区ごとに定額制(500円~4,700円)迎車料金100円 |
運行日時 |
土日祝及び12月29日から1月3日を除く7時00分から16時00分 |
利用方法 |
利用日の1か月前から2日前までの9時00分から16時00分 |
実施団体 |
NPO法人春野のえがお |
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利用者 |
会員登録された者及びその同伴者 |
運行区域 |
天竜区春野町地内 |
車両 |
普通乗用車2台 |
運賃 |
地区ごとに定額制(500円~3,100円) |
運行日時 |
土日月祝及び12月29日から1月3日を除く7時00分から17時00分 |
利用方法 |
利用日の2週間前から前日まで |
浜松市では、公共交通空白地有償運送を行おうとする団体に対し、初期投資の一部を補助することにより、公共交通空白地有償運送を推進し、既に行っている団体に対しては運行に係る費用を補助することで、運行の継続を支援し、交通空白地域の交通手段確保を図っています。
初期投資補助
運行支援補助及び設備更新補助
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