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更新日:2025年12月5日

昨年、国内ジュニアテニスの主要大会で全国優勝を果たし、硬式テニス界の次世代を担う存在として活躍する、浜松市出身のジュニアアスリート、鈴木美波選手(東陽中学校3年生)にお話を伺いました。
父と2人の姉がテニスをしていて、物心ついた頃にはテニスコートで遊んでいました。5歳でテニスクラブに通うようになってからは、テニスが楽しくて楽しくて。もっと練習したい!もっと強くなりたい!という思いでいっぱいでした。練習に行くのが待ちきれなくて、家で素振りをしてから行くくらい、練習が好きでした。
ないですね。もちろん、厳しい練習で体力的に追い込まれることはありますが、練習が嫌だとか、行きたくないと思ったことはありません。毎日5時間くらい練習していますが、テニスが好きで、楽しいという気持ちはずっと変わりません。

雄踏総合公園(中央区雄踏町宇布見)での試合後、浜名湖を眺める時間が好きです
「テニスが上手いかどうか」だけで勝ち負けが決まらないところです。試合で勝つためには、技術や体力はもちろん必要ですが、それ以上に、メンタルや戦術が大事です。相手が格上だとしても、試合になると何が起こるかわからない。自分の持っている武器でどう戦うかを考える。そんな面白さがテニスにはあると思います。
もともと、ミスの少ない粘り強いプレーが持ち味なのですが、それに加えて「攻めるテニス」ができるようになってから、戦績が良くなりました。以前は、大事な場面で守りに入って負けてしまうことが多かったのですが、「自分からポイントを取りに行く」プレーを意識したことで、接戦に勝ち切れるようになりました。また、相手によって戦術を変えて、「弱点を攻める」ことができるのも自分の強みだと思っています。
13歳で出場した全国大会の準々決勝です。スコアは「6-1、5-1」、圧倒的にリードし、あと2点で勝てるところから、逆転負けをしてしまいました。勝ちが目前に見え、まさに「守りに入った」試合でした。悔しくて悔しくて、次の日、涙を流しながら練習したことを覚えています。
まずはグランドスラム(※)ジュニアに出場することを目指しています。将来の大きな目標は、グランドスラムで優勝し、世界ランキングで10位以内に入ることです。
※グランドスラム:オーストラリア、フランス、イギリス、アメリカを舞台に行われるテニス四大大会。ジュニア部門には13歳から18歳までの選手が参加できる
苦しい場面でも常に「自信」を持ってプレーすることが大切で、そのためには、自分の得意なショットや展開を一つずつ増やしていくことが必要だと感じています。今は特に、利き腕側でボールを打つ「フォアハンド」からの攻撃を安定させて、どんな時でも頼れる「武器」にできるように練習に励んでいます。
| 開催年 | 大会名 | カテゴリー | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2024(令和6) | 全国選抜ジュニアテニス選手権大会 | U14女子シングルス | 優勝 |
| 2024(令和6) | 全日本ジュニアテニス選手権 | U14女子シングルス | 優勝 |
| 2025(令和7) | 全日本ジュニアテニス選手権 | U16女子シングルス・ダブルス | 準優勝 |
| 2025(令和7) | 兵庫国際ジュニアテニストーナメント | 女子シングルス・ダブルス | 優勝 |
浜松市公式noteでも「LOVE SPORTS」を読むことができます。
https://hamamatsu-city.note.jp/m/m35a456cb5613(別ウィンドウが開きます)
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