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更新日:2025年11月5日

地域で活躍する人たちへの取材を通して、12地域の魅力をお届けします。

地域のみんなで話をしていたときです。水窪の自然や食文化を後世に残したいという気持ちが膨らんで、「今、やらなきゃ!」と話がまとまったのです。それが2009(平成21)年。主に登山道の整備や案内看板の設置、ガイドウオーク、伝統食の継承活動などを行っています。山岳救助隊の道案内も緊急時には対応することも。メンバー17人の平均年齢は75歳ですが、30人ほどの“水窪ファン”が活動を手伝ってくれているので助かっています。市内はもちろん、遠くは岐阜県の人もいますよ。
ここには手つかずの自然美や良き伝統が今でも多く残っています。そんな「山の魅力」を継承、発信し、この地域を誇りに思う人であふれるようになるとうれしいです。

山に生きる会会長。
水窪じゃがた(ジャガイモ)をはじめ、家庭で食べる野菜は全て自分の畑で栽培。
野鳥の森は四季折々の景色が美しい場所の一つ。特に紅葉の時期はおすすめです。

「ここに来れば誰かがいてお話ができる」そんな安心できる場を作りたかったのです。「みんなのサロン」は2023(令和5)年から毎月1回、はままつ健幸(けんこう)講座やマジックショー、ミニコンサートなどを開催し、子供から高齢者まで20人ほどが自治会館に集まります。地域の人たちもいろいろな“先生”として運営を支えてくれます。
防災講座で「自助・共助」を意識したときは、地域のことを自分事として考えるきっかけになったと感じました。小さなコミュニティだからできることがたくさんあります。人とのつながりが深まり、助け合いの心が広まって、これからも安心して明るく暮らしていける地域であり続けたいと思っています。

大崎地区「みんなのサロン」代表。
浜名湖を眺めながらの愛犬との散歩とその後のお昼寝が休日の楽しみ。
ミカンの花が咲く頃は三ヶ日地域全体がさわやかな香りに包まれますよ。
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