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更新日:2025年3月5日

【特集】オープンガーデン~花と緑の庭めぐり~ 春の庭を楽しもう(広報はままつ2025年3月号)

春の庭

芽吹きの季節を迎え、オープンガーデンを巡る良い時季となりました。
暖かい日差しの中、春の庭を散歩してみませんか。

浜松花と緑の庭めぐり

庭(特に個人の庭)を一般公開する「オープンガーデン」は、ガーデニングの本場と言われるイギリスでおよそ90年前に始まりました。その後、世界的な広がりを見せる中で、浜松市でも、花を通じて地域を愛する心や交流を生む取り組みの一つとして、オープンガーデンを推進しています。ガイドブック「浜松花と緑の庭めぐり」では、個人や団体合わせて32カ所の庭を紹介しています。公開日や時間、予約が必要かどうかは庭によって異なるため、最新のガイドブック(入手方法は「オープンガーデンに行こう!」に掲載)で確認してください。

春の公開イベント開催

オープンガーデンを広く知ってもらうため、毎年春と秋に予約不要の公開イベントを開催しています。今春も4月中旬と5月上旬に開催します。この機会に春の花いっぱいの庭を訪れてみてはいかがでしょうか。

今月の特集では、ガイドブックに掲載しているいくつかのオープンガーデンを紹介します。庭づくりのきっかけや工夫、オープンガーデンの魅力などを皆さんに聞きました。心を込めて花や緑を手入れし、多様な花景色を表現している庭をのぞいてみましょう。

渥美たつ子さん(浜名区内野台)の庭

表紙は、渥美たつ子さん(浜名区内野台)の庭です。春はバラやクレマチス、ゼラニウムの花が咲き誇ります。渥美さんは、「オープンガーデンをたくさんの人に知ってもらい、浜松の花の輪がさらに広がったらうれしいです」と話してくれました。

【garden01】木々が風にそよぐ庭

家の周りをぐるりと囲むように、樹木や宿根草(しゅっこんそう)、一年草など多様な植物を育てている古橋(※)(ふるはし)さと江さん。春の初めはミモザ、6月ごろにはアナベル、夏はユリが開花し、見頃の花が移り変わっていきます。古橋さんは、「これからも四季折々に花を楽しめるような庭づくりを続けていきたい」と話してくれました。
※「橋」の異体字

木々が風にそよぐ庭

花や緑の彩り豊かな庭が道路からも見えます

古橋さと江さん

古橋さと江さん(中央区富塚町)

「高原のホテルに泊まった際、ロビーの窓から木漏れ日が入ってくる様子に感動して、自宅でもそんな庭をつくってみたいと思いました。木は、サルスベリやスモークツリーなど、浜松の気候に合いそうなものを育てています。夏は葉が茂って日よけになり、冬は葉が落ちて家の中に日が当たります。
庭で四季を感じられることで心豊かに生活できます。」

工夫しているところは?

鳥が遊びにこれるように、水場を作っています。鳥が運んでくれたこぼれ種でマンリョウの木が生えるなど、思いがけない贈り物も楽しんでいます。

庭を公開して良かったことは?

花という趣味を通じて、知り合いが増えることがうれしいです。県外から毎年訪ねてくださる人と、観光を兼ねて一緒に浜名湖ガーデンパークやはままつフラワーパークに行ったのもいい思い出です。

木々が風にそよぐ庭

【garden02】季節の花あふれる庭

杉浦由委子(ゆいこ)さんは、一年中何かしらの花が咲いて楽しめる庭づくりをしています。「家庭菜園にも挑戦しています」と話す通り、庭の一画には野菜や果樹も。収穫したユズをジャムにしたり、レモンをハチミツ漬けにしたりして食卓に取り入れているそうです。

季節の花あふれる庭

季節の花あふれる庭

「秋が短かった影響か、今年は苗の成長に時間がかかりました。花が咲くと本当にうれしいです!毎年、試行錯誤しながら育てています」と杉浦さん

杉浦由委子(ゆいこ)さん

杉浦由委子さん(中央区佐藤三丁目)

「2004(平成16)年の浜名湖花博がきっかけで、自分の庭でも花を育ててみようとガーデニングを始めました。花博のときは通しの券(全期間入場券)を買って、何回も通ったことを覚えています。
みどり~な(緑化推進センター)の園芸教室に参加して専門家の助言をもらいながら、庭の花を増やしてきました。」

どんな植物を育てていますか?

クリスマスローズなどの宿根草が多いです。市内外のガーデンを鑑賞して、いいなと思った花をいろいろ育てています。一年草は、ルピナスやジニアなど。冬は柑橘系の果実がなるのも楽しみです。

浜松のオープンガーデン28年の歩み

浜松では、国内の他都市と比べて早くからオープンガーデンの活動が始まりました。ガーデニングが流行していた1997(平成9)年、花や緑を愛する人同士の交流を深めるために市民の自主的なオープンガーデンの団体が発足。その後、2004(平成16)年に大盛況で終えた「浜名湖花博」がきっかけとなり、オープンガーデンに興味を持つ市民が増えました。市民主導でオープンガーデンの活動が続けられ、現在に至っています。
花を育てる地域づくりを推進するため、市では、オープンガーデンの取り組みに対して看板の提供などの支援を行っています。

【garden03】バラもDIYも楽しんで

「まだまだ始めたばかりの庭です」と話す清水恵子さん。バラを中心に、樹木や草花を育てています。モルタル造形の小屋をはじめ、鉄や木材を加工したガーデングッズなど、家族と一緒にDIYにも挑戦しています。「今後はバラをもっと充実させたい」と話してくれました。

DIYで作った小屋

奥に見えるのはDIYで作った小屋

小屋の中

小屋の中には手製の小物を飾り、家族や訪れる人との憩いの空間をつくっているそうです

清水恵子さん

清水恵子さん(中央区寺脇町)

「庭づくりに憧れがあり、どのようにつくっていこうかと悩んでいたところ、オープンガーデンを知り、庭巡りをしました。庭主さんから参考になるお話を伺って、庭づくりってすてきだなと思い、我が家でも5年ほど前に庭づくりを始めました。ガーデニングを通じて交流も増えました。限られた敷地でも、四季を通して楽しめるような庭づくりを目指しています。」

DIYを始めたきっかけは?

昔からクラフト展に行くのが好きで、いいなと思ったものをまねして作るようになりました。出来上がりを想像しながら、庭とセットで作っていくのが楽しいです。時には端材を買ったりもらったり。材料集めも楽しみの一つです。

【garden04】庄内協働センターを彩る草花

庄内協働センター(中央区庄内町)の入り口に、地域の花のボランティア団体・フラワーフレンズ庄内が手入れをしているプランターの花壇があります。庄内地区の8人のメンバーが育てた色とりどりの花が、訪れる人たちの目を楽しませてくれます。4月は一年草、5~7月は宿根草が見頃を迎えます。

庄内協働センターを彩る草花

バックヤードのハウス

バックヤードのハウスでは100種類以上の苗が育てられています

中村明彦さん

フラワーフレンズ庄内
代表 中村明彦さん

「春は、花壇が一年で最もきれいになります。近くを訪れた際はぜひ寄ってみてください!
私は50歳ごろに初めて種から花を育てたことがきっかけで、花作りにのめり込みました。花を通じて仲間ができ、楽しみながら活動をしています。一緒に活動したい人も気軽に声を掛けてください。」

工夫しているところは?

種まきの時期を工夫して、切れ目なく花を楽しめるようにしています。例えば同じマリーゴールドの花でも、種まきの時期を早めと遅めに分けて、咲きそろったプランターと入れ替えています。入れ替えできるのはプランターの利点ですね。

花の魅力は?

外に出て作業をするとリフレッシュになります。コロナ禍でも「庭があってよかった」とメンバー同士で話しています。回覧板を回すときの、近所の人との話題にもなっています。

ガーデンデザイナーに聞きました!

  • 暖かくなってきた!私も花を育ててみたいな
  • 庭に植物を植えようかな。何から始めれば?

皆さんの家でも花や緑を育ててみませんか。ガーデンデザイナーの小倉珠子(おぐらたまこ)さんに、ガーデニングを楽しむための初心者向けのポイントを伺いました!

ガーデンデザインのポイントを教えてください

草花を組み合わせるときは、花の色を同系色か2~3色程度にして、花の形や草丈に変化を付けると、まとまりと立体感が出ます。葉を鑑賞する植物も組み合わせると花の少ない時期も楽しめます。

植物を植える前に土作りをしっかりすることと、適切に水やりをすることが大切です。育てたい植物の自生地の環境に近づけてあげると枯れにくくなります。

まちに緑が増えると、チョウなどの生き物も生息しやすくなります。小さなスペースでもいいので、地域の景観や環境に貢献する気持ちで花や緑を育ててみてはいかがでしょうか。

近年、注目されている植物はありますか?

「サステナブル」という観点から宿根草が注目されつつあります。毎年花や穂を付け、芽吹きから枯れゆく姿まで、四季折々の姿を長年楽しめます。水やりや肥料も比較的少なくて良いというメリットもあります。

オミナエシやキキョウなどの日本に昔からある花も宿根草で、浜松の気候に合うと思うのでおすすめです。

夏の暑さ対策で悩んでいる人も多いと思います。気を付けるポイントは?

欧米との大きな違いが夏の湿度です。猛暑も問題ですが、暑さに強い植物でも日本の高温期の雨や湿気で蒸れて弱ることがあります。夏の前に切り戻しをして風通しをよくしておいたり、地面よりも少し高い位置で育てたりするといった対策が考えられます。

小倉珠子さん

小倉珠子さん
浜松市出身のガーデンデザイナー。はままつフラワーパークの宿根草のガーデンやモザイカルチャー「森の仲間たち」を設計

問合せ

みどり~な「緑の相談所」(【電話】053-426-2300)

庭づくりで困ったら、こちらへ!緑の相談員が相談を受け付けます。植物の育て方や土作りなどを気軽に相談してください。

オープンガーデンに行こう!

オープンガーデンに行こう!

※図の〇はガイドブックに掲載している庭の場所を示しています

ガイドブック

ガイドブック販売場所:一般財団法人浜松公園緑地協会(中央区上島三丁目)、みどり~な(中央区大塚町)、フラワーパーク(中央区舘山寺町) 販売価格:300円

春の公開イベント

オープンガーデンデイ
4月11日(金曜日)~14日(月曜日)

2025春のはままつ庭めぐり
5月9日(金曜日)~12日(月曜日)

ガイドブックに掲載している庭のうち、多くの庭が参加します。参加する庭の所在地や公開日時は、3月下旬ごろ浜松公園緑地協会のホームページに掲載予定です。
https://www.hama-park.or.jp/(別ウィンドウが開きます)

オープンガーデンは、庭の所有者の皆さんの厚意で実施しています。

  • 家やトイレに入らない
  • 花や種をねだらない

などのマナーを守って鑑賞してください。

【information】花と緑のコンクールへの応募をお待ちしています!

市では、園芸技術の向上と、花と緑のある暮らしの実践を目的として、個人や企業、地域、学校の花壇などを対象に「浜松市花と緑のコンクール」を開催しています。 前回の様子を市ホームページで公開しているのでご覧ください。次回は6月ごろに募集を開始する予定です。ご応募お待ちしています。

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/ryokuka/greening/hanaippai/hanakon.html

問合せ

この特集に関する問合せは、緑政課(【電話】053-457-2586)へ。

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お問い合わせ

浜松市役所市長公室広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2021

ファクス番号:053-457-2028

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