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更新日:2023年12月1日
今回家ジョの2人が訪れたのは、中区利町(とぎまち)にある五社神社・諏訪神社です
五社神社は、江戸幕府の2代将軍徳川秀忠の誕生にあたり、家康公によって産土神(生まれた土地を守る神)とされました。もともとは浜松城内に祀(まつ)られていましたが、家康公の命令によって現在の場所に遷(うつ)されました。諏訪神社も同じく秀忠の産土神として崇敬(すうけい)され、江戸幕府の3代将軍徳川家光によって現在の場所に遷されました。戦前まで両社の社殿は隣接して鎮座しており、それぞれが旧国宝に指定されていましたが、1945(昭和20)年の浜松大空襲により焼失してしまいました。その後1962(昭和37)年に両社は合祀(ごうし)され、現在は一つの社殿に両社の神様が祀られています。
「秀忠は、天下人の中で唯一の浜松生まれだそうだよ。」
「当時、多くの旅人が行き交っていた東海道から見上げる場所に立派な社殿を建てることで、徳川家の威光を示したと言われているよ。」
両社には家康公が安産祈願・お宮参りなどの祈祷を行っていた記録が残っています。子守り・子育ての神様としての信仰も厚く、秀忠の誕生から現在に至るまで、地域の人々を見守り続けています。
「毎年、七五三の時期には着飾った子供たちや家族で賑わっているよ。」
境内にある手水鉢や切石は、家光の時代のものがそのまま残っています。美しく積み上げられた切石は、精巧に加工されており、当時の職人の技術が非常に高かったことが分かります。
写真上:手水鉢
写真下:切石 鳥居の周辺や社殿の横で見られます
中区利町302-5
(遠鉄バス「教育文化会館」バス停または「伝馬町」バス停から徒歩およそ4分。およそ80台分の無料駐車場あり)
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