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更新日:2023年12月1日

新市長インタビュー 浜松をもっと元気に!(広報はままつ2023年5月号)

浜松をもっと元気に! ~浜松から地方創生~

浜松に新しい市長が誕生し、中野祐介市政が5月からスタート。
熱い「はままつ愛」で「浜松から地方創生」を目指す中野祐介市長にインタビューしました。

浜松市への思い

中野祐介市長

ご自身が生まれ育ったふるさと・浜松市の現状をどのように捉えていますか?

浜松市長選挙を通じて浜松市内を回りましたが、いろいろな地域にそれぞれの特色や魅力といった、どこにも負けない宝があると感じました。それらがそれぞれの地域に根付いていて、浜松は素晴らしいポテンシャルを持つまちだと思っています。
しかし今の浜松は、その素晴らしいポテンシャルを十分に活かしきれていません。近年は人口減少・少子高齢化が進み、地域の元気が失われていってしまっている状況にあります。浜松の持つポテンシャルを活かしきれないことは、浜松にとっても、日本にとっても損失ではないかと思っています。

浜松を離れて30年以上経ちますが、外から浜松を見ていて、どう思っていましたか?

浜松はものづくりのまちと言われます。ものづくりにおいて秀でた技術があります。ただ、それだけでなく、二次産業をはじめとして、一次産業、三次産業においても優れた魅力のある地域だと思います。
また、温暖で暮らしやすいという利点もありますし、やらまいか精神という浜松市民に根付く前向きな人柄などを総合的に考えれば、日本全国どこにも負けない魅力を持っているのが浜松だと思っていました。浜松から離れたことで、改めて浜松の魅力に気付くことができたと思います。

浜松から地方創生

浜松をもっと元気にするための地方創生の取り組みとして、地域の活性化、産業の振興、子育て・教育・くらしの3つについて、主にどんな取り組みが必要だと思っていますか?

地域活性化に必要な取り組み

人口減少、少子高齢化の流れに歯止めをかけ、そして転換していくためには浜松から地方創生を進める必要があります。地方創生というのは、まち・ひと・しごとの創生です。まちをもっと元気にする、ひとをもっと元気にする、しごとをもっと元気にするということを組み合わせて一体的に行うことで、浜松をもっと元気にしていくことができると思っています。
とりわけ、地域の活性化は、まちの創生です。まちの魅力を高めて市外から人に入ってきてもらうこと、市民がずっと住み続けたいと思うまちをつくることが大切になってきます。そのためには、中心市街地や中山間地域など、それぞれの地域ににぎわいを取り戻すことが必要です。
まちや暮らしの魅力を高めるという点でいうと、例えば、文化・芸術・スポーツといったものの魅力を高めることも鍵ではないかと思っています。

産業振興に必要な取り組み

次世代自動車センター浜松

浜松の産業で今問題となっているのは、人手不足、後継者不足だと思います。それらの解消には、働く環境や働き方をより良いものにしていくことも重要です。働く人にとっても産業の成長にとっても良い方向につながっていく好循環を生み出せるような取り組みが必要だと思います。
浜松は、ものづくりのまちであるという強みがありますので、それを生かした取り組みを進め、さらなる成長をしていきたいと思います。そして、一次産業、二次産業、三次産業の持つ底力を最大限に引き出すとともに、前市長が力を入れてきたスタートアップやベンチャー企業への支援も引き続き取り組んでいきたいと思っています。

子育て・教育・くらしに必要な取り組み

放課後児童会

少子化対策では、子供・子育て世代への支援が特に重要だと思っていますが、現在の社会構造を考えると、出会いから結婚・妊娠・出産・子育て・教育というライフサイクルに応じた切れ目のない支援をしていく体制がないと、少子化、出生率・出生数の低下を止めることはできないと思っています。
特に社会全体で子供・子育てを支えていくためには、乳幼児医療費無償化や放課後児童会の受け入れを、ニーズに合わせて充実させていくことにまず取り組まなければならないと思っています。

安心・安全な都市基盤の構築

浜松を安心で安全なまちにするためには、どのような取り組みが必要だと思っていますか?

人口減少、少子高齢化への対策として、浜松からの地方創生という、まち・ひと・しごとを元気にするという攻めの施策が必要だと思いますが、それだけで良いまちになるかというと、そうではありません。攻めの施策とあわせて、いつまでも安心で安全に暮らし続けられるまちにしていくという守りの施策も必要です。
いずれ起こるといわれている大地震への備え、近年頻発する水害への備えというものに、しっかりと取り組むことが皆さんの安心・安全につながると思っています。構造物などのハード面の整備に加え、自助、共助の仕組みなど、ソフト面も組み合わせて災害に強いまちにしていきたいと思っています。
また、浜松は政令指定都市の中で交通事故ワースト1という不名誉な状態にありますので、1日でも早く脱却できるような取り組みが急務だと思っています。

持続可能な都市・浜松の実現

中野祐介市長

将来にわたって浜松の発展を持続させていくためには、どのような取り組みが必要だと思っていますか?

浜松から地方創生を進めていくためには、行政がそれを実現できるだけの財政や組織基盤を持っていなければいけません。市民の皆さんのための、素晴らしい浜松をつくるための地方創生、安心・安全なまちづくり、それらを行っていくことができる財政の健全性の確保、市職員の専門性の向上、こういったことをしっかりと行っていかなければ、浜松からの地方創生、安心・安全なまちづくりは実現できません。
市の経営資源は、市民皆さんの共有財産ですので、有効に使っていくことが何よりも大切です。
そういった点から考えると、遊休財産を有効に活用したり、いろいろな外郭団体を含めた組織の在り方の見直しを進めたりしていく必要があると思っています。
行政改革や財政改革を行うことを目的とするのではなく、あくまでも目指すべきは、浜松から地方創生を進めることです。安心・安全な浜松をつくっていくために、しなやかな行財政運営ができる状態を保つということが必要だと思います。

皆さんの命を守る、そして暮らしを守るための経験

これまでに複数の地方都市に赴任されていますが、その時の経験などをどのように生かしていきたいとお考えですか?

北海道では、副知事として新型コロナウイルス対策の陣頭指揮をとってきました。道民の皆さんの命を守る、暮らしを守るため、非常に悩みながら未知の感染症と戦ってきました。
いろいろと批判を受けたこともありましたが、最後は道民の皆さんに理解していただけたと思っています。
こうした経験は、浜松の市政運営にも大いに生かせると思っています。

市民の皆さんとともに

市民の皆さんにメッセージをお願いします。

元気な浜松をつくっていくためには、市役所だけが音頭をとっていても、成し得ることはできません。多くの市民の皆さんの参加と協力が必要です。
市民の皆さんにこそ地域を、そして浜松をどうしたら良くしていくことができるのかという知恵がたくさんあると思っています。
多くの市民の皆さんのまちづくりへの参加と、意見をお寄せいただきたいと思っています。

中野市長の経歴(略歴)

1970(昭和45)年4月2日 誕生
1983(昭和58)年3月 浜松市立有玉小学校卒業
1986(昭和61)年3月 静大附属浜松中学校卒業
1989(平成元)年3月 浜松北高等学校卒業
1994(平成6)年3月 東京大学経済学部卒業
1994(平成6)年4月 自治省(現:総務省)入省
2012(平成24)年4月 京都府総務部長
府の財政運営を統括
2014(平成26)年9月 地方創生担当石破大臣秘書官
2017(平成29)年4月 北海道総務部長兼北方領土対策本部長
厳しい財政の立て直しや北方領土返還に向けて奮闘
2019(令和元)年6月 北海道副知事
新型コロナ対策を陣頭指揮
2022(令和4)年11月 総務省を辞職し、浜松に帰郷
2023(令和5)年5月 浜松市長就任

中野市長の横顔に迫る!?

ご自身の性格をどのように捉えていますか?

何事も前向きに捉える楽観主義者だと思っています。

趣味を教えてください?

旅行や街歩きです。浜松の中心部を歩いていると、さまざまなところに、かつての街の痕跡を見ることができます。浜松がおもしろい街であることに気付くことができます。

高校生まで浜松で暮らしていて、思い出や印象に残っていることはありますか?

浜松駅のバスターミナルができたときに、その中心に建てられた塔「伸びゆく浜松」を見て、浜松はこれからもっともっと発展していく街なんだと感じたことを覚えています。

浜松のお気に入りの場所を教えてください?

舘山寺温泉の対岸にある大草山から見る景色が好きです。浜名湖やアクトタワー、奥浜名湖などが一望できるところが気に入っています。

好きな言葉を教えてください。

「初心忘るべからず」をモットーにしています。

休日の過ごし方など、息抜きの方法を教えてください。

お風呂にゆっくりと入ることです。できれば、温泉の大浴場にのんびりとつかっていたいですね。

大草山からの眺望

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浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2021

ファクス番号:053-457-2028

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