更新日：2023年4月7日

1ダースの未来（理想の姿）めぐらす【巡らす】

エコ（ecological）＝エコ（economical）。

豊かな自然環境と共存する暮らし

山、海、川、湖といった豊かな自然環境に恵まれた浜松。その豊かさは、多種多様な生物をはぐくんできました。これは浜松の貴重な財産であり、“浜松らしさ”です。また、身近な自然を大切にする意識も高まり、きれいな水と空気の中で生活できるよう市民一人ひとりが心がけています。とりわけ、佐鳴湖をはじめとした身近な水辺では水質が格段に向上し、夏場には、子どもたちが水遊びを楽しんでいます。
環境教育も進み、「環境にやさしいことはおサイフにもやさしいこと」と、「自然環境を守ることは人が生きるため絶対的に必要なこと」をすべての市民が理解し、日々の生活の中で、自然環境と共存する方法を自ら考え、行動しています。また、こうした環境に配慮した取り組みを世界に提供することで、地球環境の保全に貢献しています。

世界が羨望する豊富な水資源

世界と比較して我が国は雨が多く、その中でも浜松の年間降雨量は全国的に見ても多いため、水資源が豊富です。また、市域の約70％が山林で、きれいで豊富な水を産み出す条件がそろっています。山を守ることが水を守ることであり、人間も守られています。川を通じて、上流は下流のことを考え、下流は上流のことを感謝する気持ちがはぐくまれています。私たちは、水の源である山や川を大切にし、水を浪費せず、汚れた水を適切に処理しています。下水道の処理施設もコンパクト化され、浄化された水の再利用も行われています。戦略物資と言われる石油の代替はありますが、水の代わりはありません。「水＞油」。水は私たちの誇りです。

1人当たりのごみ排出量は減少

不要物がすべてごみとは限りません。私たちの生活に3R（リデュース・リユース・リサイクル）の取り組みが定着していて、1人当たりのごみ排出量は年々減少しています。また、高度な技術力を活かして、廃電子機器から再利用できるレアメタルの回収も先進的に取り組んでいます。このため、ごみ処理施設は徐々に廃止され、施設はコンパクト化されています。
これまで、化石燃料や鉱物など資源の枯渇が課題とされてきましたが、私たちの世代はそれを使い切っていません。技術革新と協働で、環境に配慮した取り組みを向上させたからです。