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更新日:2023年4月7日

第5回浜松市民憲章創作会議 会議要約

日時:平成22年12月21日(火曜日)午後3時~午後5時10分
場所:浜松市役所本館5階 庁議室

主な意見等

2-(1) 市民憲章案の検討について

(事務局)

前回の創作会議でいただいた意見を反映して、(1)折衷型、(2)単語羅列型の二つの案を示してある。両パターンの印象を含めご意見をいただきたい。

(安池委員)

羅列型は教科書的で冷たい感じがするし、言葉が多いため覚えようとしないのではないか。また、両パターンとも「未来に繋ぎます」の目的語を入れないとよく分からない。

(向坂委員)

唱和することを前提にすると、羅列型より折衷型の方が良い。また、前文の「世界に広がる平和を願い」というところはもう一工夫ほしい。「平和への願いを込め」という言い方にしたらどうか。本文については「未来に繋ぎます」の前に何か目的語がないとおかしいと思う。

(松田委員)

分りやすさと唱和することを考えると、羅列型より折衷型の方が良い。ただ、本文の1から4は「創ります」や「挑戦します」というように能動的な表現であるのに対し、5の「喜びを感じます」の「感じる」については自分の感情的な表現であるため違和感がある。

(名倉委員)

前文については、「ひとりひとりの幸せと世界に広がる平和を願い」となっているが、個から世界へ一気に飛躍してしまうことに違和感を覚える。「わたしたち」が二度出てくるから、最初の「わたしたち」を取って一つにしたら良いと思う。本文については羅列型よりも折衷型の方が良い。羅列型は、個性的な市民憲章にはなると思うが、読んでみると文章が硬くて、易しくない。

(須藤委員)

前文については「世界に広がる平和」という言葉に違和感がある。本文については折衷型の方が文章になっていて流れがあるので良い。

(久保田委員)

前文は、「世界に広がる」というところが気になる。また、浜松の市民憲章だと分かってもらえる部分が前文にもあると良い。本文については、折衷型は浜松でなくてもどこのまちでも通用するものだと思うので、羅列型に記載のある言葉が少し出てこないと浜松の市民憲章とは言えないような気がする。

(事務局)

では、まず本文からまとめていきたい。折衷型を基にして浜松らしさをどのように表現するかということになってくると思う。テーマ1「自然の恵みに感謝し、未来に繋ぎます」についてはどうか。

(安池委員)

「自然の恵みに感謝し、未来に繋ぎます」だと目的が薄い。「それを大切にして、未来をつくります」という意味の言葉がほしい。

(向坂委員)

自然の恵みにはいろいろなものがあるため、個別の文言を入れるのは難しいのではないか。

(安池委員)

浜松は自然の恩恵がたくさんあることが分かれば良い。具体的な例示は必要ないのではないか。

(名倉委員)

ここに浜松らしさを入れようとするのは無理があるのではないか。

(須藤委員)

自然の恵みをひとまとめにして、自然の恵みに感謝するということで良いと思う。また、本文の五つがまとまって浜松らしさを表すものだと思うので、一つ一つに浜松らしさがなくても良いのではないか。

(久保田委員)

感覚の違いかと思うが、テーマ1に関しては羅列型のように言い切る方が具体的にイメージできて良いと思う。

(安池委員)

「恵み」と「恩恵」について、「恵み」はただの自然の恵みだが、「恩恵」には感謝の意が含まれるため、若干ニュアンスが異なる。

(松田委員)

「自然の恩恵」より「自然の恵み」の方が唱和するときには語呂が良く、しっくりする。内容はどちらも同じではないかというのが私の感覚である。

(向坂委員)

未来に「恵み」を繋げるのか、「自然」を繋げるのか、それがはっきりしない。「それを」と入れたら良いのではないか。

(名倉委員)

目的を入れた方が良いというご意見だが、目的が入っていない方が幅広く解釈してもらえるということはないか。市民憲章というのはなるべく限定的にならない方が良いと思う。

(須藤委員)

要は、浜松が風や大地、森・川といった自然に育まれているということ。向坂委員がおっしゃったとおり「自然の恵みに感謝し、それを未来に繋ぎます」とすると落ち着くのではないか。

(事務局)

次にテーマ2「ふるさとを誇りに思い、歴史と文化を創ります」についてはどうか。

(安池委員)

歴史をつくるというのは大げさではないか。今までの歴史を大切にするという意味で考えたいところ。歴史を伝え、新しい文化を創っていくというのなら分かる。

(名倉委員)

歴史も文化も伝えるだけでは不十分で、伝えながら創っていく必要があるものだと思う。

(須藤委員)

テーマ2は、一人一人の基礎的な環境について述べる部分ではないかという意識がある。確かに歴史、文化は大切だが、テーマ2に何故「ふるさと」が出てきたのかといえば自分のアイデンティティをしっかり守って大切にするということだから、ここに歴史と文化が入ると違和感がある。

(名倉委員)

歴史と文化についてはテーマ3で謳うこととして、テーマ2はあくまでも「笑顔の溢れるふるさとをつくる」という点を強調すべきではないか。

(松田委員)

ただ、アイデンティティということならば、歴史や文化もその確立には欠かせないものだと思う。ふるさとから個のアイデンティティを能動的に作っていくことになるから、そのままの表現でも良いのではないか。

(安池委員)

「ふるさとを誇りに思い」というのもテーマ3に持っていき、テーマ2は本当に身内への思いを表した言葉にすればどうか。

(松田委員)

テーマ3の主軸は、「やらまいか」のような浜松の精神を誇り広めるという志的な部分にあると考えている。その点で、伝統、歴史、文化を主軸とするテーマ2とは異なるのではないか。浜松らしさを表現する特徴的な単語として「やらまいか」をもし盛り込むとすれば、テーマ3だと思う。

(名倉委員)

「やらまいか」精神という言葉をテーマ3に入れる方が良いというのが松田委員のご意見か。

(松田委員)

この時代、この時期に創った市民憲章で良いと思う。未来に変えるべきは変えれば良いとすると、「やらまいか」を入れても差し支えないのではないか。浜松らしさを表現するワードとして「やらまいか」は相応しいと思う。

(名倉委員)

テーマ3に「やらまいか」精神を入れれば、確かに浜松らしさは出るかもしれない。一方で、「やらまいか」の捉え方が人によって全然違うから、市民憲章にはそぐわないのではないかとの心配もある。

(事務局)

ある程度長いスパンで考えると、「やらまいか」の使用状況からは、市民憲章に必須のワードではないと考え「志」とした。

(安池委員)

随分議論したが「やらまいか」精神は入らないのではないか。

(事務局)

本文に入れると強すぎるかと思い前文に入れたが、それでもまだということで前文からも外したという経緯がある。

(須藤委員)

テーマ3では挑戦するという姿勢、それを表す言葉が必要だと思う。「やらまいか」精神が入らないとしたら、「挑戦」は失くしてはいけない言葉ではないか。

(事務局)

ご意見をまとめると、少し長いが「伝統を受け継ぎ、志をもって挑戦し、歴史を伝え、新しい文化・産業をつくります。」ということになる。

(松田委員)

伝統の中に歴史も文化も含まれている。それを受け継ぎ、またこれからは志をもって歴史や文化をつくることに挑戦する、という意味が伝われば良い。これまでの議論をまとめると、結局事務局案のままで十分意味が伝わるのではないか。

(須藤委員)

先に行ってしまうが、テーマ4の「活気あふれるまちをつくります」は、まさしく文化をつくっていくことにならないか。

(事務局)

テーマ4について「健やかな心と体で、活気あふれるまちをつくります」をベースに、ご意見があればいただきたい。

(須藤委員)

「健やかな」という言葉が健常者だけをイメージしていると感じる人もいるのではないか。

(久保田委員)

健やかな心と体でありたいと思うことは普遍的なことで、特に問題はないのではないか。むしろ、「活気あふれるまちをつくる」の方が気になる。

(松田委員)

確かに「元気に、健やかに生きる」がテーマであって、まちづくりはここでのテーマではない。

(久保田委員)

家族のつながりなどはテーマ4に含まれ、テーマ2はふるさとの誇りやまちづくりが主になるのではないか。テーマ4は人が生きることに関係することだと思う。

(事務局)

そうすると、テーマ2の議論で発言のあった「家族・地域・わたしを大切にします」という文言は、むしろテーマ4に馴染むものかもしれない。テーマ5についてはどうか。

(安池委員)

自分の感情を謳っており、他の本文とは印象が異なる。「目指します」としてはどうか。

(久保田委員)

目指すのであれば「喜び」ではなく「社会」の方が良いのではないか。

(名倉委員)

細かいことだが、「人を思い」の後、読点があっても良いのではないか。

(事務局)

では次に、前文についてご意見をいただきたい。

(名倉委員)

冒頭に発言したが、個から世界へ一気に飛躍してしまう感じがする。「世界に広がる」をとってしまったらどうか。

(松田委員)

最初は私も引っかかったが、「ひとりひとりの幸せと世界に広がる」には視野の広さも盛り込まれていて、改めて読み返すと意味のある文章だと思う。

(向坂委員)

「世界に広がる」からは、浜松らしさも読み取れるのではないか。

(須藤委員)

今はインターネットの時代であり、個が世界につながっていくことの違和感はない。

(安池委員)

前回の案では、「かがやく未来に向け」の後に「て」が入っていた。その方がやわらかいかも知れない。また、「願い」の次の読点は必要だろうか。

(向坂委員)

「向けて」「込めて」だと「て」が重なる。

(事務局)

市民憲章を定めるということを改めて言うため読点を入れた。

(須藤委員)

自分たちの暮らしが平和だから何とも思わないが、平和を維持する為には努力が必要であり、平和を願い続けるのは大切なことだと思う。ひとりひとりの幸せと世界の平和、その両方を願うことについての言葉が必要だと思う。

(事務局)

全体を通して何かご意見はあるか。

(須藤委員)

テーマ4とテーマ5の関係はどうか。テーマ4 は元気にすこやかに生きるために必要なことだとすると、テーマ5は地域・多文化・国際性といった人との係わりになる。世界に広がることを目指すのなら、テーマ5に羅列型にあるようなワードを入れた方が良いかもしれない。

(名倉委員)

国際性は分かるが、多文化というとどのように受け取られるか。感じ取る内容はそれぞれだという気がする。

(久保田委員)

外国人、障害を持った人、立場の違う人など、様々な人々が共に生きる社会を目指すということが表現できれば良いと思う。

2-(2) 市民憲章の策定スケジュールについて

(事務局)

次回は1月の開催を予定している。3名のアドバイザーからもコメントをいただき、次回の創作会議でご報告する。

3 閉会

(事務局)

活発なご議論をいただいたことにお礼を申し上げる。以上をもって第5回市民憲章創作会議を終了する。

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