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更新日:2024年1月22日

地下水位観測結果

1 地下水位の観測体制

浜松市の地下水位の観測は、西遠地域地下水利用対策協議会が管理する3地点(3井)と市が管理する10地点(13井)の合計13地点(16井)で自動水位計により行っています。

【地下水位観測位置図】

kyokusya2020

:協議会井戸

篠原中、東部中、天竜中

:浜松市井戸

旧北庄内小、葵が丘小(深、浅)、蜆塚中、豊岡小、東小(深、浅)、江西中、旧五島小、中郡小(深、浅)、笠井小、サンライフ浜北

2 令和4年の地下水位観測結果

浜松市の地下水位は、高度成長時代の過剰な汲み上げにより、一時は低下していましたが、地下水の採取規制や地下水を利用している各事業所の自主努力により、近年は回復傾向にあります。
令和4年の地下水位の観測結果は、測定を開始した年と比較して、上昇が13井戸、下降が3井戸となっています。
※観測開始年:観測井を設置した後、1月から12月まで一年間観測をした最初の年

<天竜川水系>単位:海抜標高(m)

観測箇所

観測開始年

平成30年

令和元年

令和2年

令和3年

令和4年

開始年比

天竜中

昭和43年

2.70

5.88

5.84

5.97

5.92

5.85

東部中

昭和44年

3.04

2.58

2.53

2.55

2.52

2.39

東小 浅井戸

昭和60年

0.90

3.41

3.44

3.55

3.52

3.50

東小 深井戸

昭和60年

3.11

5.26

5.20

5.30

5.29

5.21

中郡小 浅井戸

昭和61年

10.42

10.17

10.15

10.21

10.19

10.16

中郡小 深井戸

昭和61年

7.56

9.33

9.23

9.42

9.41

9.28

旧五島小

昭和63年

2.09

2.73

2.76

2.79

2.72

2.70

笠井小

平成3年

12.78

12.78

12.71

12.80

12.80

12.74

サンライフ浜北

平成7年

15.51

15.75

15.53

15.75

15.84

15.71

<三方原水系>単位:海抜標高(m)

観測箇所

観測開始年

平成30年

令和元年

令和2年

令和3年

令和4年

開始年比

篠原中

昭和43年

-3.60

1.43

1.69

1.72

1.92

1.66

葵が丘小 浅井戸

昭和62年

20.31

22.22

22.12

22.66

22.53

22.49

葵が丘小 深井戸

昭和62年

3.79

6.11

6.13

6.32

6.32

6.29

旧北庄内小

昭和63年

-3.37

1.23

1.31

1.37

1.34

1.40

蜆塚中

平成元年

1.04

2.70

2.74

2.80

2.78

2.78

江西中

平成元年

1.17

2.45

2.50

2.55

2.54

2.53

豊岡小

平成2年

11.43

12.75

12.64

12.99

13.01

12.96

なお、地下水位は、一般的に降水量に左右されると言われており、浜松特別地域気象観測所(アメダス)の観測による令和4年の年間降水量は2392.5mmであり、平年値1843.2mmを上回りました。
※平年値:1991年(平成3年)から2020年(令和2年)までの30年間の平均値

降水量

 

3 地下水位の変動パターン

地下水位は、地質、降水、位置、周辺の水利用状況などの影響で、特徴のある変動パターンを示します。代表的なものとして次の3パターンが挙げられます。

1. 潮汐型

  • 海岸に近い井戸で、潮汐の影響を受けるもので、1日の間に明瞭な周期的変化を示し、美しい波型を描きます。
  • この型は、潮汐の波型と類似し、波頭が毎日少しずつ遅れ、月齢と一致しています。波型の高低差は、井戸が海岸より遠くなるにつれて小さくなり、ゆるくなっていきます。

2. 揚水型

  • 地下水を大量に汲揚げられている地域にあり、毎週月曜日から土曜日にかけて水位が降下し、夕方から朝にかけて回復します。一般的には、年末年始、5月のゴールデンウイーク、お盆休みなど、工場等が地下水汲揚げを休む時に急激に水位が上昇し、汲揚げが始まると下降するのが普通です。
  • 豊水期に水位が低く、渇水期に高い型で、自然状態の変動と逆のパターンを示します。豊水期の6~8月に汲揚げが集中する養鰻、冷房用等の井戸が集中する地域にみられます。
  • ごく近い距離に井戸があって、その影響が敏感に現れる場合もこの型を示します。

3. 自然型

  • 地下水位は、季節毎の降水量と密接に関連して変化します。月別の降水量は、6~7月が多く、1~3月と11~12月が少ないため、地下水位もこれに相関し、年間では降水量の変化と同じ傾向が現れます。ただし、地下水汲揚げが少なく、自然環境の変化がそれほど著しくない地域か、自然の地下水供給が豊富で汲揚げ量を上回る地域に限られます。

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浜松市役所環境部環境保全課

〒432-8023 浜松市中央区鴨江三丁目1-10 鴨江分庁舎

電話番号:053-453-6144

ファクス番号:050-3606-4363

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