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更新日:2026年7月21日
日本の水道システムは、適切な浄水施設の運営と定期的な水質検査により清浄な水の供給を確保しています。しかし、常時監視可能な項目が限られており、水質検査には時間がかかるなどの課題があります。そのため、より高い安全性を確保するには追加の措置が必要とされています。
食品業界ではHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)手法による管理が導入され、安全性の向上が図られています。この手法は、原料入荷から製品出荷までのあらゆる工程において、「何が危害の原因となるのか」を明確にするとともに、危害の原因を排除するための重要管理点(工程)を重点的かつ継続的に監視することで衛生管理を行うものです。
水道分野においても、水源から給水栓に至る全ての段階において包括的な危害分析と継続的な監視・制御を行うことが安全な飲料水を常時供給し続けるために有効であることから、2004年のWHO飲料水水質ガイドライン第3版において、HACCP手法の考え方の水道への導入が提唱されています。
水道水は、法令で定められた基準を遵守することで安全性が確保されています。しかし、工場排水の水質汚染などのリスクだけではなく、近年ではかび臭物質の発生やPFASなど新たな水質リスクも存在します。これらのリスクに対応するため、水道システム全体の危害を特定し、継続的に監視・制御することで、安全な水の供給を確実にすることを目指しています。
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