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更新日:2022年10月11日
人に寄り添い、人と関わる仕事がしたいと思っていた私は、福祉関係なら小さな子どもからお年寄りまで幅広い世代と関わることができると考え、福祉系の大学に進学しました。大学が県外だったため、帰省のたびに浜松の住み良さや心地良さを改めて感じ、地元での就職を選びました。
福祉関係の中でも市役所は、地域社会に寄り添った職場が多く、また、児童から高齢者までを対象とした、様々な業務に関われることなどから就職を決めました。
現在、私が勤務する「一時保護所」は、虐待などの何らかの事情があって家に帰ることができない子どもたちを一時的に保護する場所です。
一時保護所では、子どもたちが安全で安心な生活が送れるように衣食住の提供をはじめ、生活指導や行動観察を行います。保護中は児童相談所の職員とも情報を共有し、子どもやそのご家族にとって、より良い支援方法を一緒に考えていきます。
対人援助の仕事は非常に幅広く、正解がない仕事だと日々実感しています。だからこそ一人ひとりの子どもに対し、何が大切で何が必要なのかを常に考え、職員とも話し合い、協力しながら仕事と向き合っています。日々試行錯誤の連続ですが、新しい考え方やいろいろな環境の子どもたちと出会うことで、経験を積めることにやりがいを感じています。
これまでの業務の中で一番印象に残っているのは、入庁1年目に初めて担当した児童が無事に退所し、帰宅できたことです。今後も子どもたちの気持ちに寄り添えるよう、面接技法の習得にはさらに力を入れていきたいと思います。
現在の仕事は週に一度宿直勤務がありますが、私は学生時代に福祉施設で夜勤のアルバイトを経験しているので、何となく宿直勤務にも対応できる生活リズムが身に付いていました。時には平日の休みもあり、土日に混雑する場所にもゆっくり出掛けられることが魅力でもあります。
市役所の仕事は多岐にわたるので、いろいろと経験をしてみたい好奇心旺盛な方には最適な職場だと思います。一緒に働ける日を楽しみにしています。
【野寄 葵(Noyori Aoi)】
平成31年度入庁後、児童相談所 一時保護所。
※掲載している情報は、令和3年3月当時のものとなります。
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