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更新日:2022年10月11日
大学4年時に精神保健福祉士の資格取得のため、浜松市の精神保健福祉センターで実習をしたときに、地域支援や家族支援など、より広い視点で精神に疾患を抱える方のサポートができると感じて、市役所への就職を希望しました。大学のゼミの先生から、行政の仕事が適任だと後押ししてもらったことも決め手の一つになりました。
入庁後2年間は生活保護のケースワーカーとして業務に携わりました。その後、現在の部署へ異動となり、市民の方からの電話や来所による心の健康相談、精神科を受診している方やそのご家族などからの相談に対応しています。さらに、警察からの通報対応業務なども行っています。
今まで治療機会のなかった方が、私たちと関わったことをきっかけに医療と向き合ったり、その人らしい生活ができるようになった姿を見ると本当に良かったなと思います。自宅訪問や電話等で経過について良好な話が聞けるとやはりうれしいです。
入庁3年目の10月から半年間、民間への派遣研修で精神科病院の相談員として経験を積む機会がありました。実際に病院の職員として働くことで、地域における精神科病院の役割や、患者さんが医療に対して抱く思いに向き合うきっかけになりました。また病院側が行政に求めている役割や、連携が必要な部分について病院側の立場として実感し、行政職員としての自らの課題を再確認することができました。
行政の精神保健福祉士として、今後は個別のケースだけでなく、地域での困難事例や地域課題について医療や福祉、警察やその他行政機関と連携しながら取り組んでいきたいと思います。また、経験年数を重ねていくうちに、精神保健福祉士の後輩が増えてきています。いつまでも自身が後輩として教わるばかりではなく、これからは先輩職員として、困難なケースにも一緒に関わりながら、仕事の魅力ややりがいを伝えていきたいです。
【舩川 晴哉(Funakawa Haruya)】
平成29年度入庁。東区・社会福祉課を経て、平成31年度から障害保健福祉課。
※掲載している情報は、令和3年3月当時のものとなります。
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