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更新日:2022年8月9日
高校生の頃から保健師として市役所で働きたいと決めていました。きっかけは高校時代、糖尿病予備軍だった頑固な祖父が、保健師の熱心な指導により、症状が改善し、健康的になっていく姿を目の当たりにしたことです。これを機に予防の大切さを実感し、保健師への憧れを抱くようになりました。大学在学中、浜松市で保健師の現地実習を経験。和歌山県出身ですが、この実習で浜松市の健康づくりへの取組に魅力を感じたため、地元を離れ、浜松市役所への入庁を決めました。
家庭訪問や幼児健診、育児相談や親子教室、健康相談や健康教室を通して、乳幼児から高齢者まで、幅広く市民の皆さんの健康づくりのお手伝いをしています。育児不安が強く、何度も訪問や電話で関わり続けたあるお母さんが、転居で浜松を去る際、「あなたの言葉に救われてここまでやってこられました」と挨拶に来てくれた時は、本当にうれしかったです。
このように市民の方へ寄り添い、一緒に考えることで状況が良い方向に向かい、後に相手が笑顔になってくれた瞬間に充実感とやりがいを感じます。浜松市は公務員としても保健師としてもスキルアップを図るための研修制度が充実しています。私自身も様々な経験を積みながら学び続け、オールマイティーな対応ができる保健師へと成長していきたいです。
健康づくり課では地域の皆さん一人ひとりに寄り添い、一緒に考えながら皆さんが健康に暮らせるまちづくりを目指して活動をしています。対象者の年齢も内容も幅広い仕事であるため、いろいろな相談に対応しなければなりません。時には力不足を感じることもありますが、日々の経験や様々な人との出会いの中で、専門的な知識やスキルを身に付けることができます。また、市民の皆さんから学ばせていただくことも多くあります。市民の皆さんに「ちょっとこの人に相談してみよう」「この人なら頼ってみても良いかな」と気軽に相談していただけるよう、私自身も日々勉強に励んでいきます。保健師として、皆さんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。
【稲葉 莉帆(Inaba Riho)】
平成31年度入庁後、天竜区 健康づくり課。
※掲載している情報は、令和3年3月当時のものとなります。
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