更新日:2024年3月29日
第1章 計画の策定にあたって/4 計画の体系

(1) 基本理念について
計画の基本理念は、「がんを知り、がんと向き合い、がんになっても安心して暮らせる地域社会を目指して」とし、それぞれ次のような意味が込められています。
[1] がんを知る
- 市は、がんを予防する方法を普及啓発するとともに、科学的根拠を積極的に収集・分析した上で、その結果に基づいた施策を実施します。
- 市民一人ひとりが、がんに関する正しい知識を持ち、がんの予防に注意を払い、必要に応じ、がん検診を受けるよう努めることが大切です。
[2] がんと向き合う
- 市民は、がんの疑いのある症状がある場合には早期に医療機関を受診し、がんに罹患した場合には、医療従事者等と信頼関係を保ちながら、積極的にがんに立ち向かうことが望まれます。
[3] がんになっても安心して暮らせる地域社会
- がん患者とその家族は、がんに罹患したことで、社会とのつながりを失うことに対する不安や仕事との両立が難しいなど社会的苦痛も抱えています。
- 地域がん診療連携拠点病院及び市は、がん患者とその家族の社会的苦痛を和らげるため、相談支援などを通じて、がん患者とその家族の支援を推進します。
- 地域がん診療連携拠点病院及び市は、がんゲノム医療(※10やロボット支援手術(※11等の高度な医療サービスの提供を推進します。
- 地域がん診療連携拠点病院及び市は、治療を継続しながら社会生活を送るがん患者へアピアランスケアの支援及びアピアランスケアに係る相談支援・情報提供体制の構築を推進します。
- 市は、がん患者が、いつどこに居ても、安心して生活し、尊厳をもっていきることのできる地域共生社会を実現し、すべてのがん患者及びその家族等の療養生活の質を向上させます。
- 市は、がん患者とその家族に常に寄り添い、痛みやつらさを感じることなく暮らすことが保証される社会を目指します。
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