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更新日:2022年12月13日
毎年変わらずに咲く姿を見ると、元気が出るのう。暖かい日には、桜を見にお出掛けしたいのう。
河津桜
舘山寺桜
ソメイヨシノ
八重桜(関山)
街路樹などの桜並木で見られる桜の多くはソメイヨシノです。しかし、桜の品種は他にもたくさんあり、それぞれ咲く時期や花弁の色、形などが異なります。
今年の春は、いろいろな種類の桜を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2月下旬から3月上旬頃にいち早く見頃を迎えるのが、近年人気を集めている河津桜。はままつフラワーパークのオリジナル品種である「舘山寺桜」や「雛ひな桜(古里桜)」も、同じくらいの時期に咲きます。
その後、エドヒガン、ソメイヨシノと開花が続き、4月後半には八重桜が楽しめます。
エドヒガンは山野に自生する野生種で、寿命が長いことも特徴です。各地の巨木(一本桜)の多くはエドヒガンです。
八重桜は、その名の通りたくさんの花弁が重なって咲き、とても豪華で青空に映えます。暖かな陽気の下、ゆったりと桜を観賞するのは気持ちがいいですよ。
監修・写真:はままつフラワーパーク
小宮公園(中央区子安町)の蒲ザクラ
源頼朝の異母兄弟で、平氏討とうばつ伐でも活躍した武将、源範頼。現在の中央区と中央区にまたがる地域にあった伊勢神宮の荘園「蒲かばのみくりや御厨」で生まれ育ったことから「蒲かばのかじゃ冠者」と呼ばれています。埼玉県北本市と三重県鈴鹿市には、範頼にちなんだ「蒲ザクラ」の伝説が残っています。
蒲ザクラを観賞できる場所は市内にもあります。中央区飯田町の稲荷山龍りゅうせんじ泉寺には北本市と鈴鹿市から、中央区青屋町のふれあい交流センター青龍には鈴鹿市からの苗木が植えられ、地域の人たちに親しまれています。
また、中央区蒲地区を蒲ザクラの名所にしようという取り組みも。蒲地区では北本市から譲り受けた苗木を公園や小学校などに植えているほか、2014年から5年間かけて、上西町から神立町までの芳川沿いに100本の苗木を植えるプロジェクトも行われました。近い将来、範頼ゆかりの美しい桜並木が楽しめそうです。
蒲地区の公園などに植樹されている蒲ザクラは、国指定天然記念物「石戸蒲ザクラ」の後継樹で、エドヒガンとヤマザクラの自然交雑種。
お花見メモ「桜並木が川沿いに多い理由」
船越公園や南浅田などの馬込川沿い、二俣川沿いなど、川沿いの桜並木は各地にあります。古くから川沿いに桜が植えられてきたのは、花見客によって川の土手を踏み固めるため、という説があります。
桜を見るときは、すいた時間や場所を選んで、他の人との距離を1〜2m以上とるようにしてください。
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