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更新日:2022年10月3日

消防団員インタビュー

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 消防士ってかっこいい!子どもの頃の憧れを目指すきっかけに

小学校、中学校の時から、「消防士ってかっこいい」と思っていました。しかし、この時点では将来の夢は曖昧で、とりあえず普通に大学に進学しました。

私は小さなころから地域の祭りにも参加し、地域の人たちと一緒に何かを行うことは楽しく、心地いい居場所だと感じていました。そんな中で「消防団に入らないか」というお誘いを受け、「自分でもできることがあるなら」と思い入団しました。

消防団と聞くと、訓練や出動指令が強制的にあって大変だというイメージがあるかもしれませんが、全く強制されることはありません。指令が来ても学校の授業中は向かうことができないので、学業との兼業に支障をきたすこともありません。

初めて火災現場に向かった時は、「まず見ているように」と言ってもらい消火活動はしませんでしたが、炎の凄さに圧倒されました。それでもこういう現場にいられることは特別な機会と考え、今では訓練の成果もあり冷静に行動することができています。さらに応急手当として、心肺蘇生の訓練も受けているので、誰かが倒れている場面に遭遇した際には、迅速に訓練の成果を発揮できればと考えています。

今は、火災現場で働く消防職員を見て、「やっぱり消防士ってかっこいい!」と思い、職業として消防士になるという目標を持ち、自主的に訓練にも参加しています。

消防団は誰でも、自分の年齢や立場でできることがあります。地域のことは自分達で守りたいという思いが合うなら、気軽に入団して頂いても損はないと思います。

 制服姿の父が格好よく見え、応急救護の講師に

私が小さかったころから、父は20年ほど消防団員として活動しています。訓練はもちろん、父は浜松市消防団ラッパ隊にも所属していたので、出初式などの式典も良く見に行っていました。制服姿、そして一連の流れるような所作に躍動感があり、父のかっこいい姿が記憶に残っています。そうした所作を家で私にも教えてくれたのが、子供の時の楽しい思い出です。

しかし、「自分も絶対消防団に入りたい!」という思いはなく、消防団入団は18歳以上で力仕事が多いイメージでしたので、「自分には無理かも」と思っていました。ただ無意識な憧れもあったようで、女性だけの団体ができると聞き、「これなら私でもできるかも」と思い、入団しました。

現在は応急救護指導部として各地域の団員の方に、心肺蘇生、止血、気道異物除去ができるように、3時間の講習を2ヵ月に1回行っています。また月に1回は会議があり、講習の改善点やよりよくする方法を、みんなで意見交換しています。

ときには、小学校に講習に行く消防職員の方に同行することもあり、楽しく充実した日々を送っています。

応急救護は、誰にでも覚えてもらいたい知識です。たとえば職場で心臓発作で倒れた人がいた場合、どれだけ早く応急処置ができるかで、命が助かる確率が変わります。応急救護ができる人が一人でも多くなれば、助かる人も増えるというのが、私のやりがいです。

私のいる応急救護指導部はまだまだ20代の女性団員は多くありません。それでも子育て世代のママさん、子育てが終わったママさんたちと一緒に消防団の活動を行うのは、自分にない発想や知識を得る機会になり、とても楽しいです。知識と経験が増えれば自信につながりますし、講師としての活動は人前で話す訓練にもなっています。女性ならではの細やかな気遣いも消防団は必要としているので、ぜひ一人でも多くの女性に入団して頂きたいです。

 地域全体で自分のまちを守るから、プレッシャーはない

普段は浄化槽管理士として外回りの仕事をしています。私の営業エリアは地元地域に近接している地区なので、出動指令があった場合は、会社に戻り自分の車に乗り換えて現場に向かっています。会社も地元密着で理解があり、火災の際は「まかせたぞ」という感じで快く送り出してくれます。

私たちの地域は、24歳になると世代ごとに5名が選出されて消防団に入ります。同世代はちょうど5名しかいなかったため、入団することとなりました。入団して1年ぐらいはやはり大変でした。整列や号令などの規律訓練をこんなにしっかりやったのは小学生以来。1年目で初めての火災現場に出動をしたときは「怖い」と感じました。焦りを感じ右往左往していましたが、先輩の指示に従って行動できました。

今では分団長として、指示を出し安全を管理する立場にあります。下の子が冷静に行動できるように、そして安全を守れるように、緊張感をもって訓練を続けています。

それでも自分自身の中で、こうした責任がプレッシャーになることはありません。私の分団では歴代の分団長がまだ在席していますし、合同で訓練を行う近隣の分団長とも話をよくするので、分からないことはすぐに聞ける環境があります。小さなまちですので、自治会長さんも友人の親御さんともほとんどが顔見知りです。そして他の団員も、子供の頃から一緒に遊び育ってきた仲間たちです。そこに上下関係や責任のなすり合いは無く、地域全体で自分たちのまちを見守っています。今後も気負わずに楽しみながら、自分の好きなまちを、自分たちで守っていきたいです。

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浜松市役所消防局消防総務課

〒430-0905 浜松市中央区下池川町19-1

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ファクス番号:050-3537-8955

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