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更新日:2022年10月21日

【9月11日】ご近所あそびコーディネーター養成講座 認定NPO法人浜松NPOネットワークセンター主催

誰もが遊べる“インクルーシブ公園”ってどんな場所?

図1

9月11日(日曜日)に開催された「ご近所あそびコーディネーター養成講座」をレポートします。

この講座は全5回で、今回は第2回になります。

公園で遊べない子がいる。でも、公園に居ないのでその存在に気がつきにくい。

第1部は、東京都議会でインクルーシブな公園を提案された龍円あいりさんからお話を聞かせていただきました。

「みんなと一緒に遊びたいけど、車いすだから」「子どもの介助につきっきりで気が休まらない」など、遊びにくさや居にくさで、公園を利用できない人がいる。

龍円さんの提案は、誰もが使えることを目的としたユニバーサルデザインから、もう一歩踏み込んで、誰もが仲間として一緒に遊び楽しむことを目的とした「インクルーシブな公園」。

インクルーシブな公園の良さは、地域社会に安心して出て行くきっかけになること、誰もが遊び成長できること、相互理解がうまれること、コミュニティがうまれること。そこから、誰もが自分らしく輝きながら参加していると実感が持てる社会(インクルーシブな社会)の実現を目指そうというもの。

2018年都議会で提案。自閉症、発達障害、肢体不自由、知的障害、ダウン症など様々なスペシャルニーズのある子を育てる保護者らへの丁寧なヒアリングを経て、2020年3月に東京都の第1号インクルーシブ公園がオープンしたそうです。

また、インクルーシブ公園ではコミュニティづくりのプロセスが大切で、多様な参加者による対話から出た意見やアイデアを公園設計に入れていくこと。そして、公園管理運営では、多様な人が公園に主体的に関わり続けられる活動、運営、イベントなど継続的に続けていくことが必要とのことでした。

インクルーシブ公園づくりの参考となる情報もご紹介いただきました。リンク先を掲載しますのでご覧ください。

 

『「だれもが遊べる児童遊具広場」整備のガイドライン』 東京都建設局公園緑地部公園建設課 令和3年4月策定

『公園のこと みんなの声からはじめよう!』 公益財団法人 東京都公園協会

福岡市の取組 福岡市ホームページ

みーんなの公園プロジェクト

『子どもたちのアイデア等を活かした公園づくりワークショップ』 品川区ホームページ

図2 図3

太郎くん、コンビニに行く!

第2部は、浜松キャラバン隊の皆さんが、「ちょっと知っていると正しく対応できる知的・発達障害のこと」を、劇にして伝えてくれました。

タイトルは「こんなとき、どうする? コンビニ編」

コンビニに来た男の子の行動に対し、声を荒げる店員さん!

騒ぎに気付き店の奥から出てきた店長さん。

「ネックレスが見えないようにしまって」

と、店員さんに話しかけます。

太郎くんはキラキラするものが大好き。店員さんのネックレスが気になって触ろうとした太郎くんの行動に、店員さんが驚いたのでした。

「太郎くん。あのネックレスは店員さんの物です。太郎くんは触ってはいけません。」

それを聞いた太郎くん。触っても良いお店の商品とは違い、このネックレスは触ってはいけない物だと理解した様子。

店長さんは、普段からお店に来る太郎くん、太郎くんのお母さんとコミュニケーションをとっていたため、とっさの時も太郎くんとどう接すれば良いか分かったようです。

その他にも、列に割り込む場面や、際限なく絵を書く場面などを劇でご紹介してくれました。

劇を通して、もしインクルーシブな公園があれば、普段の遊びを通して、様々なことを知るきっかけになるだろうと感じました。

また、劇自体が面白く、最後まで見入ってしまいました。途中何度か笑いも!

浜松キャラバン隊の皆さんありがとうございました。

図4 図5

参加者全員でグループワーク!

4つのグループに分かれ、龍円さんの講演、浜松キャラバン隊の劇から感じたこと、考えたことを意見交換しました。

印象深かったのは、「障がいを持つ子どもと夜の公園で遊んでいる」というお話。お子さんは外で遊ぶことが好き。でも、昼に公園を利用するのは難しいため、夜に利用しているそうです。

また、「インクルーシブな遊具が必要」という意見とともに、「遊具は無くて良い」という意見もありました。この点について、龍円さんから「いろんなインクルーシブ公園があって良い」というコメントがありました。

その地域、その公園に合った形をみんなで見つけていくプロセスが大切なようです。

次回は「みんなで作るよ!1日だけのあそびば(準備編)」。

どんな内容か楽しみです!

図6 図7

実施概要


 

イベント名 ご近所あそびコーディネーター養成講座
日時

令和4年9月11日(日曜日)

場所

浜松市福祉交流センター

主催

後援

認定NPO法人 浜松NPOネットワークセンター/主催

浜松市教育委員会/後援

静岡新聞社・静岡放送/後援

中日新聞社東海本社/後援
目的 公園を舞台に、子どもや若者たちが安心して過ごせる居場所づくりを学ぶ
対象 一般
内容 講演、劇鑑賞、グループワーク
問合せ先 認定NPO法人 浜松NPOネットワークセンター
電話:053-445-3717
メール:info@n-pocket.jp

 

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お問い合わせ

浜松市役所都市整備部緑政課

〒430-0923 浜松市中央区北寺島町617-6

電話番号:053-457-2586

ファクス番号:050-3535-5217

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