緊急情報
ここから本文です。
更新日:2023年12月26日
4月30日(土曜日)に実施されました森づくり体験会をレポートします。この体験会は、浜松市中央区幸二丁目と三丁目に広がる幸・曳馬地区市民の森と四ツ池公園南側の樹林で行われたイベントです。
幸・曳馬地区市民の森、四ツ池公園南側の樹林は、NPO法人グリーントラストジャパンさんが主体となり、周辺地域の皆さまにご協力頂きながら、地域に愛される森づくりに励んでいる場所です。
体験会のきっかけは、全矢崎労働組合さんがグリーントラストジャパンさんの活動に関心を寄せて下さったことが始まりとのこと。どのような体験会になるのか楽しみです。
まずは森の散策から。幸・曳馬地区市民の森は、アラカシ、スダジイ、タブノキなど常緑広葉樹を中心につくられた森です。
足元を見ると、いくつかの幼木に「切らないでください」の札がついています。この森では種類が少なく、大切にしたい幼木に札をつけているそうです。小さな主張を見逃さないよう注意が必要です。
更に散策を進めると、落ち葉の中に小さなキノコを見つけました。「キノコは世界最大の生物と言われています。」とグリーントラストジャパンの鈴木さん。土中に広がる菌もキノコの一部と考えるととても大きな生物であるということです。不思議ですね。
散策後は竹林整備の体験が行われました。
なぜ竹の整理をするのか。理由は様々ありますが、一つは、生物多様性を守るということ。樹木が植生する場所に竹が侵入してくると、たちまち辺りを覆い、林内に日が入らなくなる。すると日照不足で樹木が育たなくなり、竹の林になってしまうそうです。竹林を整備することの大切さを学びました。
作業は、タケノコの除去と不要な竹の間伐を行いました。最初は恐々ノコギリを引いていましたが、終盤は手慣れた手つきで竹を整理していたのが印象的でした。タケノコ探しもプロ並みになったようです。
体験後には、森に関するお話を伺いました。植物の匂いや葉に残る虫の足跡のお話、アケビの食べ方など。活動する楽しみと森を知る楽しみ。半日でしたが、森の世界を広げてくれる体験会でした。
体験会後、子どもたちは木に巣箱を設置しました。どんな鳥が利用してくれるのか、次回森を訪れるのか楽しみです。
イベント名 |
森づくり体験会 |
---|---|
日時 |
令和4年4月30日(土曜日) 午前9時から正午 |
場所 |
幸・曳馬地区市民の森、四ツ池公園南側の森(中央区幸二丁目ほか) |
主催 |
NPO法人グリーントラストジャパン、全矢崎労働組合 |
イベント参加者数 |
約15名 |
目的 |
森の整備を行うことで景観の改善を図り、安全な森の利用ができることを目指す |
対象 |
一般 |
内容 |
森の散策、竹林整備体験 |
参加者の声 |
初めての体験で楽しかった。 森の知識が得られる良い機会だった。 森を整備する大切さがわかった。 楽しめる空間があると、利用しやすくなると思う。 |
問合せ先 |
NPO法人グリーントラストジャパン 森の活動日:毎週火曜日と不定期に土曜日 活動に参加されたい方は、代表・藤谷さんまで(E-mail:tacyan_y@hotmail.com) |
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください