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更新日:2026年8月5日

香月美菜(1989–)は、絵具を単なる素材としてではなく、主役として捉える「絵具を見る絵画」という独自の表現を追究する。入念な事前準備を経て呼吸を整えると、カンヴァス上にのせた大量の青い絵具を、刷毛を付けた手製の道具で引き伸ばしていく。香月が青色に強く惹かれるのは、世界最古の合成顔料が古代エジプトで生み出された青色であることに由来する。使用する絵具は自ら混色したもので、制作環境によって変化する気温や光に応じて調合を微細に変え、その色味は250色を超える。行為を最小限に抑えた一筆描きにこだわることで生まれる青色のグラデーションは、画面の奥深くから発光しているようにも見える。なお、作品タイトルにはそれぞれの制作に要した時間がつけられている。
浜松市美術館ホームページ
「いま、私は現代アートと出会う」8月30日(日曜日まで開催
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/artmuse/
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