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更新日:2026年2月5日

《豹》 1917(大正6)年 稲垣仲静作 京都市立芸術大学芸術資料館蔵
秋野不矩美術館特別展
「京都の日本画」ー京都画壇の俊英たちーより
画面いっぱいに3頭の豹が描かれ、斑点模様と豹たちの表情が強い印象を与える。稲垣仲静は1912(明治45)年京都市立美術工芸学校絵画科に入学。本作は卒業制作である。京都では1903(明治36)年、京都市紀念動物園(現在の京都市動物園)が開園し、様々な動物を間近で見られるようになった。またその頃、美術工芸学校で教鞭を執る竹内栖鳳が写生重視の絵画教育の方針を打ち出し、多くの学生が動物園で動物を写生し卒業制作の題材とした。本作も細密な描写から、豹を丹念に写生したことがうかがえる。動物園の当時の資料では、この頃飼育されていた豹の記録は1頭のみであることから、仲静はおそらく1頭を様々な角度から写生し、3頭として巧みに構成したのだろう。仲静はその後、京都市立絵画専門学校へ進学し在学中に第2回国画創作協会展で入選。京都画壇の有望新人として期待されながらも、急病により25歳で早逝した。本作は現存する数少ない仲静の作品の一つである。
秋野不矩美術館ホームページ
特別展 京都市立芸術大学芸術資料館所蔵
「京都の日本画」ー京都画壇の俊英たちー
1月24日(土曜日)~3月8日(日曜日)まで開催
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※月曜日は休館(月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館)
https://akinofuku-museum.jp(別ウィンドウが開きます)
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