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更新日:2024年2月5日
≪額田女王≫日本画1969年上村松篁 作
公益財団法人 松伯美術館蔵
秋野不矩美術館特別展
「上村松篁が描く万葉の世界『額田女王』挿絵原画展」より
上村松篁は格調高い花鳥画で世に知られ、1984年に文化勲章を受章した日本画家である。
松篁は、日本画の公募団体「創造美術(現創画会)」の結成の際に関わりのあった井上靖が歴史小説『額田女王』を連載する際に挿絵制作を引き受けた。松篁にとって時代考証を伴う人物画を長期間描き続けることは初めての挑戦であったが、当時の風俗や物語の世界と向き合い、120枚を超える挿絵を制作した。本作は、物語の中心人物である額田女王が満開の花の下に着飾った様子で静かに坐す姿が描かれ、万葉の雅な世界が表現されるとともに、その引き締まった表情から波乱に満ちた物語の展開を予感させる。
秋野不矩美術館ホームページ
特別展「上村松篁が描く万葉の世界『額田女王』挿絵原画展」
2月10日(土曜日)~3月24日(日曜日)
https://www.akinofuku-museum.jp(別ウィンドウが開きます)
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
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