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更新日:2022年2月5日
「廻廊の壁画」 日本画
1986年 秋野不矩 作
~秋野不矩美術館 所蔵品展より~
本作は、南インドのカルナータカ州ベルールにあるチェンナケーシャヴァ寺院の廻廊の様子を描いた作品です。この寺院はヒンドゥー教の重要な神格であるヴィシュヌ神を祀っており、華麗に装飾されています。画面左にある像は女の蛇神ナギニーで、その顔や体は不明瞭で暗く、存在感のみ強められています。その周りを蛇の神(精霊)であるナーガが取り囲み、明暗の対比が画面に効果を与えている作品です。秋野不矩美術館は多くの方に応援していただき、平成10年の開館以来の来館者が100万人に到達しました。2月27日(日曜日)まで、所蔵品展「ゼロ発祥の地インドⅣ ~動物と子どもたち~」を開催しています。秋野作品のうち、絵本原画「きんいろのしか」をはじめ「帰牛」や「村童」(寄託作品)など、動物が描かれた作品や子供をクローズアップした作品などを主に紹介します。
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