更新日:2025年2月28日
浜松市下水道施設の地震対策
背景と制度
近年発生した大規模な地震では、人的被害だけではなく多くの下水道施設にも被害がありました。地震により下水道管が破断し機能を失い、また液状化によってマンホールが浮上したことによる交通障害も発生しました。浜松市も大きな地震が想定される地域であり、地震対策を重点課題として位置付けています。その中で「浜松市下水道総合地震対策計画」を策定し、下水道管や浄化センターなどの耐震化を行っており、計画的に事業を進めています。
- 南海トラフの巨大地震モデル検討会より発表された震度想定図(基本ケース)

- 東日本大震災で液状化により浮上したマンホール

施策
浜松市下水道総合地震対策計画
下水道管の耐震化
- 浜松市地域防災計画で位置付けられている、災害対策本部(区・地域)、避難所、救護病院、応急救護所と浄化センターを結ぶ下水道管の耐震化
浄化センターなどの耐震化
- 維持管理者等が常駐する管理棟の耐震化
- 機能を確保するために必要な施設の耐震化
下水道地震対策のイメージ

耐震化工事の紹介
- 下水道管きょの耐震対策(例)
地震で破損しやすい下水道管に対して、管の内側に新たに地震に強い管を構築し、耐震化を図ります。

- マンホール接続部の耐震化(例)
地震で発生するずれにより破断してしまうおそれのあるマンホールと管の継ぎ目に対して、可とう性(遊び)がある部材を使用します。
