有機肥料にこだわった野菜のヒミツ
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100種類以上の野菜を作っているよ
三方原にある加藤農園さんに来ました。
ここは、農薬や化学肥料(かがくひりょう)を使わずに野菜を育てている農園なんだって。どうやって育てているのかなあ?まずは、どんな野菜を作っているのか見せてもらいました。
加藤農園さんではキャベツや白菜みたいなおなじみの野菜から、とってもめずらしい野菜まで、いろんな種類の野菜を育てているそうです。1年通して100種類くらい作ってるんだって。たとえばカブも、白や黄色や紫と白の2色のものなど3種類くらいあるし、ナスだって5種類も!
温室の中で見せてもらったコールラビという野菜は、丸いところから葉っぱがにょきにょき出ていて、ふしぎな形だったよ。丸いところをお肉といためるとあまくておいしいんだって。
ルッコラという野菜を食べさせてもらったけど、やわらかくてゴマみたいな香りがしておいしかったよ。
野菜をゆっくりおいしく育てる有機肥料栽培
このおいしさの秘密が、農薬や化学肥料を使わない有機肥料栽培(ゆうきひりょうさいばい)なんだって。
有機肥料というのは、牛やニワトリのフンとか魚や野菜のカスなど自然のものに菌(きん)をまぜて発酵(はっこう)させて、加藤農園さんで作っている肥料です。
できるまでに1ヵ月以上かかるそうです。この有機肥料を土の中にいる微生物(びせいぶつ)が食べて、微生物が元気になるといい土になって、野菜をおいしくしてくれるんですって。
化学肥料とちがってききめはおそいから、野菜はゆっくり育つけど「にがみ」や「えぐみ」がなくて、栄養たっぷりの味のこい野菜に育つのだそうです。化学肥料は使いやすくて早く効果が出るすばらしいものだけど、加藤農園さんではこの、ゆっくりおいしく育てる有機肥料栽培に取り組んでいます。
三方原から全国のお客さんに送っているよ
加藤さんは会社におつとめしていましたが、30歳の時に自分で仕事がしたいと思ったんですって。そして、何をしようかと考えたとき、健康がだいじだから、おいしくて栄養価の高い野菜を作りたいと思い、三方原で有機肥料の農業を始めたのだそうです。
三方原はいい土があって、いい風がふいて、日照時間が長いから、ぴったりの場所なんだって。
加藤農園さんでは、その季節の野菜を組み合わせた野菜セットという形で、全国のお客さんのところに野菜を送っているそうです。また、レストランなどでも使われています。
レタスなどは生で食べるとおいしいし、ニンジンは火を通すととっても甘くなるんだって。ピーマンが苦手な子は多いけど、加藤農園さんのピーマンはにがくないから生でも食べられるそうです。
おいしそうだなあ。野菜を食べたくなってきたね!
浜松フード探偵団の調査報告(ちょうさほうこく)、有機肥料栽培のヒミツ
有機肥料の農業のヒミツがわかったよ。
1.有機肥料で土の中の微生物が元気になる。
2.微生物の力をかりて、野菜はゆっくり育つ。
3.そして、とってもおいしい野菜になる。
有機肥料の農業って、元気な土を育てて、元気な野菜を作る農業なんだね!
(取材時期:2024年1月)
これより外部のウェブサイトに移動します。
よろしければ下記をクリックしてください。
今回の取材先:加藤農園
https://www.kato-noen.com/
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