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市場タイトル
ヒミツ1
市場は、浜松のみんなの台所!
毎日の食卓に並ぶおいしい食事。その材料の野菜や魚やお肉などは、スーパーやお店で買ってくることが多いですよね。では、スーパーやお店の人は、それらをどこから買ってくるのでしょうか?
たくさんの種類の食材を、それぞれ生産しているところから調達するのはとても大変。新鮮さが大事なのに、時間もかかってしまいます。それに、気候や天候の影響で値段が大きく変わるかもしれません。そこで「市場(しじょう)」という場所があるのです。
浜松市中央卸売市場には毎日全国各地から新鮮な野菜、果物、魚介類が集まり、適正な価格で取引されて、みなさんが行くお店やスーパーにとどきます。
いわばここは「浜松のみんなの台所」なのです。
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ヒミツ2
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どんな野菜・果物をあつかっているの?
浜松市中央卸売市場はすぐそばが農産物の産地なので、新鮮な地元の朝取り野菜が毎日市場に運び込まれます。このような場所にある市場は、全国でもとてもめずらしいのだそうです。
特に秋から冬にかけてはセロリやホウレンソウなどたくさんの種類が出回る時期で、青果の市場は活気づきます。また、春先にはいろいろな種類の柑橘類、夏には広い卸売場一面に小玉スイカが並ぶ壮観な風景が見られるなど、季節感たっぷり。
ここであつかっている品種は、たとえばサツマイモひとつとっても紅はるかやシルクスイートなど20種類以上の品種があるので、トータルでは何百種類!?まさに“八百屋”そのものなのです。
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ヒミツ3
女性のせり人も活躍している活気ある現場
夜中から早朝に市場にとどいた農産物は、卸売場に並べられます。
JAなどから出荷されるものは買い手と直接交渉して売買する相対(あいたい)売り、地元の個人から出荷されるものが、せりで売られます。相対とせりの割合は、現在は9対1くらいです。
青果のせりは朝6時30分に開始。品物を前にせり人が呼びかけると、バイヤーは手振りや指や声で値段を示し、一番高い値段をつけた人が買い取ります。その間、ほんとに一瞬!
浜松市場でせり人として活躍しているお二人の女性にうかがったところ、あらかじめ自分で落札価格を予想しているのだそうです。一斉にあちこちから挙がる金額を瞬時に見て決定していく、スピード感と瞬発力が決め手の仕事はとてもやりがいがあるとのことです。
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ヒミツ4
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生産者とお客様をつなぐ「仲卸(なかおろし)」
せり売りや相対売りで商品を仕入れた「仲卸(なかおろし)業者」は市場内にある店で販売をし、注文を受けているところには速やかに配送します。
生産者が一生懸命作った農作物を、小売店を通して消費者にとどける仲卸は、作る人、売る人、食べる人をつなぐパイプのような存在。
浜松市中央卸売市場の青果部には現在11社の仲卸業者が出店しています。仲卸業者は、スーパーや小売店の人を連れて産地を訪問する活動もしています。作っているところを実際に見てもらうことで、生産物への理解も深まります。売り方や食べ方の提案もしながら、より良いものを消費者に届ける努力を重ねているのです。
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ヒミツ5
午前0時から午後12時まで、市場は24時間眠らないよ
浜松市中央卸売市場の開場時間は、午前0時から午後12時まで。つまり、営業時間は24時間です。
南北に長い市場の建物は、中央棟をはさんで北側が青果棟、南側が水産棟です。
まず、前の日の夕方から朝の5時ごろまでに、全国各地から大型トラックなどで届いた農産物や魚介類が、卸売場内に運び込まれ、そのすぐ後にせりが行われます。
せり売りのほかに「相対売り」という売り手と買い手の話し合いで値段を決める方法でも販売され、2時間ほどの間にその日の出荷物はすべて取り引きされます。
商品は市場の中の仲卸業者の店で買出人に販売されたり、市場外の販売先に運ばれたりして、私たちのもとにとどくのです。

(2023年11月取材)
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ヒミツ6
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今回の取材先:浜松中央卸売市場(浜松青果、やま惣清水商店)
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/orosika/food/oroshi/index.html
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