浜松のグレープフルーツってなんでおいしいの?
浜松のグレープフルーツのヒミツ
ヒミツ1
「やらまいか!」で始まった、国産グレープフルーツ作り
グレープフルーツといえば輸入品のイメージですが、浜松では国産のグレープフルーツを作っているのです。その始まりは2006年のこと。みかん生産者で作る丸浜柑橘農業協同組合連合会(以下、丸浜柑橘農協連)では重油の高騰によりハウスミカンの栽培から撤退する農家が多かったため、ハウスの新たな活用法を探していました。そこで注目したのがグレープフルーツ。専門家に相談すると浜松に南国の果物は不向きではないかと言われたのですが、でも気候もだんだん暖かくなってきているし、「やってみようじゃないか!」と栽培に挑戦することにしたのです。
ヒミツ2
グレープフルーツ2
ハウスの特性を生かして栽培、試行錯誤を重ねて生まれた浜松産
グレープフルーツは雨や風に当たると病気になりやすいので、ハウス栽培には向いています。しかも輸入量が天候で左右されるから国産で安定的に作れるのはメリット、ということで始めたのですが、何しろ初めてなので作り方もわからないし、商業用に多くの苗木を供給するところも見つかりません。やっと見つかった業者から苗を買って植えたのですが、3年後に実がついたら、100本中グレープフルーツだったのはたったの4本!丸浜柑橘農協連と生産者さんたちはそんな苦労を経て苗を増やし、互いに意見を出したり助け合ったりしながら育て方を模索して、おいしい浜松産グレープフルーツが作られるようになりました。2012年からは静岡県の「しずおか食セレクション」にも認定されています。
グレープフルーツ2
ヒミツ3
木の枝でゆっくり完熟するからフレッシュでジューシー、そして安心
グレープフルーツは4月の中~下旬に開花。実ができてきたら、6月には一枝の実の数を減らす摘果。実が育つと枝が下がって地面についてしまうので、枝を上から吊る作業をし、水と肥料の管理をしながら育てます。10月頃にはほぼ成熟した大きさになり、その後は3月末に収穫するまで木につけたまま完熟させます。だからゆっくりと酸味が減り、濃厚な味わいになるのです。輸入品は船で輸送されるため収穫後に防腐剤やワックスが使われますが、浜松産はそれらを使わないので安心して食べることができます。輸入品の端境期となる4~6月に県内や川崎、名古屋、大阪に出荷され、果実専門店や百貨店、生協等で販売されています。
グレープフルーツ3
ヒミツ4
グレープフルーツ4
おいしくて食べやすい スマイルカット、お酒との相性もGood!
現在作っているのはスタールビーという品種で、ルビーのような赤みのある果肉と香り高く濃い甘味が特徴です。水平に切ってから、さらにくし形に切るスマイルカットにしてかぶりつくと、ジューシーなおいしさをたっぷり味わっていただけます。美しい色の果汁はジュースやゼリーにも最適で、大手酒造メーカーのご当地チューハイにも採用されて好評です。ビタミンCが豊富で糖質が少ないグレープフルーツはダイエットやストレス緩和、美白などの効能も期待される魅力的なフルーツ。丸浜柑橘農協連では新たにピンク系品種の栽培にもトライしており、浜松のグレープフルーツ生産はますますの発展が楽しみです。

(2021年度取材・掲載)取材先:丸浜柑橘農業協同組合連合会
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