ハウスの特性を生かして栽培 試行錯誤を重ねて生まれた浜松産
グレープフルーツは雨や風に当たると病気になりやすいので、ハウス栽培には向いています。しかも輸入量が天候で左右されるから国産で安定的に作れるのはメリット、ということで始めたのですが、何しろ初めてなので作り方もわからないし、商業用に多くの苗木を供給するところも見つかりません。やっと見つかった業者から苗を買って植えたのですが、3年後に実がついたら、100本中グレープフルーツだったのはたったの4本! 丸浜柑橘農協連と生産者さんたちはそんな苦労を経て苗を増やし、互いに意見を出したり助け合ったりしながら育て方を模索して、おいしい浜松産グレープフルーツが作られるようになりました。2012年からは静岡県の「しずおか食セレクション」にも認定されています。