浜松のエシャレットってなんでおいしいの
エシャレットのヒミツ
ヒミツ1
エシャレットは浜松で生まれた野菜なんだよ
それは約70年前、浜松市南東の五島地区(ごとうちく)でのこと。
市場の担当の人が来てキュウリやトマトの生産者の人たちと食事をしていたときに、お酒のつまみがなかったのでラッキョウにみそをつけて食べてみました。するとこれが、おいしくて大好評。
新しい“売れる作物”として商品化できないかと、品種や栽培方法の研究が始まりました。
そして昭和30(1955)年、特産品として本格的に売り出されました。
名前も、西洋野菜の「エシャロット」に形が似ていることから「エシャレット」とおしゃれに名づけられたのです。
エシャレット1
ヒミツ2
エシャレット2
砂地と太陽と、ていねいな手作業が育てます
中田島砂丘に近い砂地で水はけのよい土地、日照時間が長くて暖かい気候が栽培に向いていて、エシャレットは五島地区を中心に広まりました。
エシャレット栽培は7月に種を植えつけることからスタート。種というのはいわば球根で、前のシーズンにとったものを陰干しで保管しています。これを、畑にあけた穴に一つずつ手で植えていくのです。
種は芽を出して緑の葉を伸ばし、土の中では実が成長。根元に土を寄せる土寄せという作業を何度か行うことによって、エシャレットならではのやわらかい白い部分が長くなるように育てていきます。
エシャレット2
ヒミツ3
真っ白くピカピカに輝いて、お店へ
収穫は11月から。掘り上げられたエシャレットは、畑で水洗いして砂を落としてから出荷作業に入ります。
長い緑の葉を日本髪の「島田髷(しまだまげ)」のように束ねた「島田結(しまだゆい)」は70年前のスタート時からの伝統的な形。
また今日ではスーパーなどの店頭用に、切りそろえて束ねてポリプロピレンの袋に入れた形でも出荷されています。
5月中に収穫と翌シーズン用の種とりを終えたあと、畑は土を消毒してたい肥と肥料を入れて、翌シーズンの栽培へ向かいます。
次の収穫までの間は、JAの保冷庫の中で適温で保存されているものを出荷。だからエシャレットは1年中市場に出回っているのです。
エシャレット3
ヒミツ4
エシャレット4
生はシャキシャキ。熱を加えても、またおいしい
エシャレットに含まれているアリシンという成分は、疲労回復や血液の流れを良くする効果があるといわれています。
エシャレットのおいしい食べ方はいろいろ。生のシャキシャキ感と香りを楽しむには、みそとマヨネーズを混ぜたものなどをつけて味わうのが一番です。きざんでしょうゆとかつお節をかけても美味です。
また、熱を加えると甘みが増して、お子様も食べやすくなります。肉巻きにして塩コショウで焼いたり、きざんで豚ひき肉とみそ、砂糖、みりんと炒めて肉みそにしたり、天ぷらにしたり。
浜松の特産品のおいしさを、ぜひみんなで味わってみてください。
エシャレット4
ヒミツ5
これより外部のウェブサイトに移動します。
よろしければ下記をクリックしてください。
取材先:JAとぴあ浜松
https://jatopia.ja-shizuoka.or.jp/?s=%E3%82%A8%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88
はままつフードを食べてみよう!
  • 浜松市の逸品
  • はままつふるさと納税