アユトップ画像
タイトル
ヒミツ1
ピチピチはねるアユは、清流の恵み
天竜川と都田川が流れていて、その支流も含めるとたくさんの川がある浜松。
アユは、秋に川で卵を産む魚です。卵からかえった赤ちゃんのアユは川を下って海に行き、浅い海でプランクトンなどを食べて育ちます。2〜3月になるとまた川を上ってきて、食べ物も水に住む昆虫から、やがて岩についたコケになります。
大きいものは30cmくらいにまで成長。そして、秋に上流で卵を産むと一生を終えるので、「年魚(ねんぎょ)」とも呼ばれているのです。
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ヒミツ2
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卵から育てて、養殖もしているよ
昔はどこの川にもたくさんいたアユですが、ダムができて川の環境が変わってきたことなどで、天然のアユは減ってきました。
そこで天竜川漁業協同組合では、30年以上前からアユの養殖をしています。
養殖はまず、天竜川の河口近くで獲った天然アユから卵を取り、人工授精して孵化(ふか)させるところから始まります。赤ちゃんアユが生まれたら、まずは人工的に作った海水の中で育て、エサもシオミズツボワムシというプランクトンを与えます。そして、成長するにしたがって水は井戸水、エサは配合飼料に変えていきます。水は24時間水車を回して水流を作ります。
このように自然と同じような環境を作って丁寧に育てたアユを、春になったら川に放流。川のコケを食べて大きく育って、天竜川のアユになるのです。
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ヒミツ3
釣って楽しい!食べておいしい!
天竜川のアユ釣りは、毎年6月1日に解禁になります。
アユの釣り方は、おとりのアユを1匹つけて釣る「友釣り」やエサで釣る「エサ釣り」などいろいろありますが、釣り方や川の区域によって、釣りのできる期間が違います。だいたい6~9月が釣りの最盛期です。また、レジャー施設などでは、夏にアユのつかみ取りを楽しめるところもあります。
アユのおいしい食べ方は、やはり塩焼きが一番!「香魚」とも呼ばれるアユは香りが特徴で、良い川できれいなコケを食べて育ったアユは、スイカの香りがすると言われます。そのほか、刺身、天ぷら、甘露煮などがおすすめ。
アユは夏の魚ですから、お店で見かける期間は短いです。天竜川漁協でも6月から9月上旬頃まで一般向けに販売しています。

(取材時期:2023年10月)

2024年5月現在ホームページ休止中
連絡先:053-926-0682
8時30分~17時、定休日なし(日曜日は繋がりにくいです)
一般向け販売は要予約(販売は1kg以上)
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ヒミツ4
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今回の取材先:天竜川漁業協同組合
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