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更新日:2020年1月27日

第6回浜松医療センター新病院建設構想検討委員会

日時 2013年12月26日(木曜日)13時00分~14時50分
場所 浜松市役所本館8階802会議室
出席者

委員:鈴木(伸)委員長、山下副委員長、高林委員、河合委員、牧田委員

専門委員:滝浪委員、横山委員、品川委員、鈴木(修)委員、小林委員、仲村委員、佐藤委員、【欠席】山内委員、後藤委員

事務局(病院管理課):渡瀬、福田、新谷、土濱、西尾、髙木

委託業者(アイテック(株)):鈴木(裕)

議事
  1. 新病院建設構想(案)について(資料:浜松医療センター新病院建設構想(案))
  2. 今後のスケジュールについて

1.第6回検討委員会について

検討委員会の流れ

  • ž次第に基づき、鈴木(伸)委員長より開会のあいさつを行った。
  • ž議事1について、新病院建設構想(案)の構成および各項目の要点を事務局・福田より説明を行った。
  • ž議事1に対する質疑応答を行った。(内容は下記「質疑応答」参照)
  • 今回をもって検討委員会は終了となるため、専門委員より当委員会についての所感や今後の新病院建設事業に対するご意見等をいただいた。(内容は下記「検討委員会終了にあたり(専門委員から一言)」参照)

質疑応答

  • (専門委員)今回まとめられた新病院建設構想(案)は、緻密に作成されていて参考になった。新病院建設構想では、内科系・外科系を効率化しセンター化とする一方で、診療科目は現状のままとなっている。効率化するのであれば、標榜科目とは別に現状の診療科目を整理する必要があるのではないか。新設のセンターやハイブリッド手術室の整備なども想定されているが、新たな機能を整備するにあたっての人員配置をどの程度見込んでいるのか、それが経営シミュレーションに反映されているのか。機能強化をするには、人的な投資は必要であり、スペシャリストの確保も必要である。ただし、新たな機能に対して全て人を増やしていたら採算は合わなくなる。人的・組織的な効率化や医療機器の共用化などを是非進めてもらいたい。
    ⇒(事務局)今回のセンター化は、名前だけのセンター化ではなく、各診療科の効率化を図ることを目的としている。外来の配置や動線など施設的な面についても、今後効率化を図っていく。
  • ž(専門委員)医師、看護師などの必要な人員を経営シミュレーションの中で確保できているのかが大事である。新病院をマネジメントしていく管理層の充実も大事である。現状の医療公社の経営と新病院の経営が比較できるものがあった方が分かりやすいと思う。
    ⇒(副委員長)両委員のご指摘の通り、人材確保は重要である。建設構想(案)における収支シミュレーションでも人員増加を加味し、人件費比率を上げている。今後、今回の建設構想(案)の部門計画をさらに設計の条件として精査していきたい。
  • (委員長)センター化については、医療現場ヒアリングを踏まえてのことだったので、現場を預かる院長としてのご意見をいただきたい。
    ⇒(専門委員)今回の建設構想(案)は基本的なものであり、今ここで診療科をなくしたりするのは問題があるので、現状をベースとしてまとめた。これから具体的に設計に入っていくに当たり検討していきたい。現病院はとにかく動線が長いため、院内巡視に5千歩かかる。新病院では、急性期に関連する機能は新しく整備する新病棟に集約し、救急、手術室、放射線など効率的に配置することによって無駄なコストも抑制できる。設計上もこの視点が大事だ。医師確保については、現在143名の医師がいるが、構想通り運営していくためには救急医、総合診療医など足りないところがある。浜松医大、名古屋大学、三重大学、千葉大学などに新病院の構想を示して新しい医師の派遣をお願いしている。最近は、静岡県に残る医師が増えてきている。奨学金をもらう学生は500名を超えている。また、医療センター出身のY先生が浜松医大の教授になったので、救急災害に関しては特徴を出せると思う。医師の確保は難しいが、浜松医大等と連携し、将来を見据えながら交渉し、増員を図っていきたい。
    ⇒(専門委員)決して診療科をやめるというのは全く思っていなくて、効率的にやっていただくことを願っている。
  • ž(専門委員)建設構想(案)32ページ、病床の個室化について、将来4床室を個室に転換できるようにとあるが、緩和ケアなども個室が必要なため、できるならば全室個室にしていただきたい。ハイパー急性期の病院であればあるほど、個室の方がよいと考える。
    ⇒(事務局)貴重なご意見として伺う。
  • ž(専門委員)既存施設の利活用について、保健所や母子保健センターが来る予定になっているようだが、既存の口腔保健医療センターは残ると考えてよいのか。また、保健所や母子保健センターが移転した後の活用は考えているか。
    ⇒(事務局)今の口腔保健医療センターに入っている機能の移転については、まだまだ詰めていかなければならないと認識している。
    ⇒(専門委員)保健所や母子保健センターの施設は、移転後も是非とも市で持っていてほしい。そうでないと駐車場が使えなくなってしまう。しかしながら、建物は古いのであのままではもたないと思う。
  • ž(専門委員)最近発刊された医療センターの学術誌の論文に、口腔ケアをテーマにしたものが多い。建設構想(案)23ページに入院時における口腔スクリーニングのことが記載されているが、口腔ケアというのは入院時だけでなく周術期の口腔ケアの確立が重要なため、是非、建設構想(案)に追記していただきたい。
    ⇒(事務局)医療センターの当該部門と調整し、記載を検討する。
  • ž(委員)建設構想については、非常に専門的な内容で医療が分からない人には難しい。市民目線で市民に分かりやすい資料も工夫してほしい。例えば、新病院はこんなところが変わるなど、議会をはじめ市民に向けての情報発信が必要だ。
    ⇒(事務局)新病院事業は大きな事業のため、市民に対する情報提供は重要であると認識している。ご意見を踏まえて今後進めていく。
  • (委員長)微調整があるが、この素案をもって検討委員会の最終とさせていただきたい。

検討委員会終了にあたり(専門委員から一言)

  • ž(委員長)今回が最終回のため、専門委員の方々より一言いただきたい。
  • ž(専門委員)非常に勉強になった。医療センターは市民の期待が大きいので、困ったときにはお世話になりたくなるような病院になってほしい。みんなが困っていることは何かという視点で、是非検討を進めてもらいたい。
  • (専門委員)新病院では、患者が入院したときに、医師や看護師からちょっとした暖かい言葉をいただけるといいなと思っている。研修などによりハード面だけでなく心の面を強化していくとより素晴らしいものになる。
  • ž(専門委員)これだけよく練っていただいて敬意を表する。薬剤師会会長という立場なので、特に薬剤部門について見させてもらったが、現在の役割を踏まえて素晴らしくまとまっている。
  • ž(専門委員)以前は浜松医大と医療センターの関係は関連病院とはいえ名前ばかりだったが、ようやく一心同体になったのは現院長からだ。浜松医大の第二病院として、これからも是非ご協力をお願いしたい。浜松医大病院もセンターが多いが、より効率的にしていくことが課題となっている。新浜松医療センターは、浜松医大としては期待もしている。
  • ž(専門委員)医療センター赴任当時は医療センターが潰れるのではないかという経営状況であった。私の赴任2年目から鈴木副市長が常勤理事長になり、当時山下部長も医療センターにいたので状況はよくご存知かと思う。その後やっと黒字になり、2年前から新病院の建替えを市の方で委員会を作って議論してきた。今回このような素晴らしい基本計画ができ、ありがたい。関係者の皆様には感謝したい。昭和52年11月に浜松医大が開院したが、その4年前に医療センターはできていた。その浜松医大が新病院を7年かけて再開発し、今年再開発が完了した。医療センターより4年後にできた病院が7年かけて完成している。それに対し、建設構想(案)92ページのスケジュールを見ると非常に長い。1年目がいつかも分からない。この構想が絵に描いた餅にならないように、是非一刻でも早く、できれば1年目を平成26年にしていただきたい。医療センターの理念である、「安全・安心な医療を提供する病院」であるためにも、老朽化が進んでいる建物を改善して、よりよい医療サービスを提供することが必要である。職員のモチベーションも下がってしまうので、是非お願いしたい。議員の皆さまにも山下部長から伝えてほしい。そして、新病院を他方から見学に来たいと言われるような素晴らしい病院にしたい。
  • ž(専門委員)今回、ボランティアという立場で参加させていただいた。ボランティアをして二十数年になるが、素晴らしい新病院構想ができたので、ボランティアスタッフと共有し患者さんにほっとしていただける雰囲気を提供できるよう努力したい。また、院長と同じく、できるだけ早く開院することを願っている。
  • (専門委員)新病院の素晴らしい構想ができた。これからの公立病院に求められるものは、質の高い安全安心な医療サービスを提供することである。その場合、地域で完結するような、患者満足度とともに地域住民にいかに信頼されるかが大事だ。以前、静岡市立病院の経営形態の見直し検討会の委員長をしたが、地方公営企業法の一部適用から全適用にした。先日、病院を新しくして経営が良くなったので独立行政法人に変えたいという連絡を受けた。新病院では、安心・安全だけでなく効率ということも考えなければならない。新病院建設は、相当な投資なのでこれに見合う収益を確保しなければならない。病診連携や病床利用率の向上が必要である。そのためにも、良い医師、看護師、職員の確保と早期の病院建設をしてほしい。

2.今後のスケジュールについて

  • (事務局)今後の予定は、12月13日付で市議会にて特別委員会が設置され、1月15日に初回が開催される。今後、議会の中でもしっかりと議論し深めていく予定である。

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浜松市役所健康福祉部病院管理課

〒432-8580 浜松市中央区富塚町328 浜松医療センター

電話番号:053-451-2707

ファクス番号:053-451-2773

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