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更新日:2024年5月20日
五部大乗経
ごぶだいじょうぎょう
(浜松市天竜区大谷、内山真龍資料館寄託)
平成8年11月28日、市指定有形文化財(書跡)
五部大乗経は、大方広仏華厳経(だいほうこうぶつけごんきょう)、大般涅槃経(だいはつねはんきょう)、大方等大集経(だいほうとうだいしつきょう)、大品般若経(だいぼんはんにゃきょう)、妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)の5つからなり、全部で200巻あります。
洞泉寺の五部大乗経は、199巻が現存しています。経典の墨書銘によると、南北朝時代の応安7年(1374)から数か年の間に書写され、各地を転々として阿寺村へ奉納されたことが分かります。
五部大乗経がほぼ完全な形で残っているのは、県内では珍しく、しかも地方の信仰を知るうえでも貴重な史料です。損傷が激しいため、平成9年度から5年間かけ、京都国立博物館文化財保存修理所墨申堂で修理されました。
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