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更新日:2025年11月18日
寺野のひよんどり
てらののひよんどり
(浜松市浜名区引佐町渋川)
平成6年12月13日、国指定重要無形民俗文化財
ひよんどりは「火踊り」がなまったもので、松明(たいまつ)を手に舞い踊る様からの名称。五穀豊穣(田んぼや畑でたくさんの作物が育つこと)などを祈る祭礼で、「三日堂祭礼」とも呼ばれます。
観音堂に残る棟札(むなふだ=建物に残る建築や修築の記録が記された札)や古文書から、寺野地区を開拓した伊藤刑部祐雄(ぎょうぶすけかつ)が戦国時代に三河から来て、16世紀末には始められていたと推定されます。観音堂における修正会(しゅうしょうえ=中世に各地で隆盛した寺院の正月行事)の余興として予祝芸能が行われたことに発すると伝えられています。
祭事に関係する家である講衆、囃子方、舞手はほとんど各家に伝えられてきたものの、途切れ、昭和36(1961)年に保存会が結成されて復活しました。

引佐北部小学校に保存会会員が出向き、5、6年生に寺野のひよんどりを紹介する授業を行いました。
前半は、DVDを見ながら解説を聞いて学び、後半は笛、太鼓、舞、お面をつける体験をしました。



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