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更新日:2019年6月5日

実相寺伽藍 本堂・観音堂・庚申堂

実相寺伽藍 本堂・観音堂・庚申堂
じっそうじがらん ほんどう・かんのんどう・こうしんどう(浜松市北区細江町金指)
平成29年2月23日 市指定有形文化財(建造物)

 

本堂
本堂

実相寺は、方広寺開山無文禅師の高弟で東隠院を開山した悦翁禅師により、嘉慶元年(1387)年に開山しました。旗本・近藤李用を開基として実相寺と改称した後、近藤家の庇護を受けてきました。金指近藤家の菩提寺です。独湛禅師が宝林寺(北区引佐町)を造営するにあたり、実相寺を宿舎として寺地を選定し、造成にあたったとされます。

本堂は、寄棟造平入、桟瓦葺、桁行7間梁間5間半強で南面しています。延宝2年(1674)に焼失し、延宝6年(1678)に再建されました。禅宗方丈形式で、前寄りに3室、後寄りに3室を配した6間取りです。江戸時代前期の禅宗様本堂の特徴を随所に遺しています。正面の扁額「實相寺」は黄檗宗初山宝林寺を創建した独湛禅師の揮毫によるものです。

市内に遺る寺院のうちでも伽藍の形をとる近世社寺建築の貴重な事例であり、金指街道の旧道の景観を伝えるほか、金指近藤家とのつながりなど地域の歴史を今に伝えています。

観音堂
観音堂

宝形造、桟瓦葺で、背面に奥行4尺の仏壇を張り出し、西面しています。当初は敷瓦を床面に敷いていましたが、明治43年(1910)に畳敷に改修されています。

近藤家の山奉行を務めた宮田氏が記した『宮田日記』には「元禄15年(1702)実相寺に観音堂建立、是は金指町なべ屋庄兵衛建申候沙汰なり」と記され、山田庄兵衛により建立されたことが分かります。また、お堂の柱に「南無大慈大悲観世音菩薩、元禄拾五年吉日建立之」の墨書があり、宮田日記と一致し、建立年代が明白になっています。

庚申堂
庚申堂

入母屋造平入、桟瓦葺、桁行3間梁間2間で西面しています。正面に増築と思われる1間の向拝が付いています。背面には祭壇が付いており、三方に濡れ縁を配します。屋根は流れ造り様式で、垂木は放射状に広がる扇垂木になっており、均整の取れた外観となっています。

建立は宝暦13年(1763)と伝えられ、大風被害を受けた後の弘化2年(1845)に再建されました。

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