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更新日:2024年5月20日
木造馬頭観音坐像
もくぞうばとうかんのんざぞう
(浜松市浜名区細江町気賀、長楽寺)
昭和43年11月25日、市指定有形文化財(彫刻)
長楽寺の本尊です。
作者不明、制作年代詳細も不明ですが、鎌倉時代の作と考えられています。
寄木造で胴部から頭部までは一木で造られています。また、三面八臂の憤怒像で、頭上には白馬をいただいています。
頭部の馬頭が全身像であることが極めて珍しく、持物(じもつ)の一つである、ほえる竜頭が付いた斧の把手には、滑り止めの為に縄を巻いていたものが文様として取り入れられているのも特徴的です。また、貫(ぬき)を用いて部材を緊結する堅牢なつくりなど、都の仏像には見られない特徴があります。
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