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更新日:2024年12月4日
滝沢の放歌踊り
たきさわのほうかおどり
(浜松市浜名区滝沢町)
昭和32年12月25日、県指定無形民俗文化財
毎年8月13日に行われる盆行事です。
滝沢の放歌踊りは、遠州大念仏と放歌踊りが一対になっていることが特徴です。
林慶寺境内で、全村の先祖に回向(えこう=死者の成仏を願い、供養や法要を行うこと)を行った後、初盆の家々へと向かい、前庭にて、大念仏と放歌踊りが2部構成で披露されます。
「放歌踊り」とは、鎌倉時代から室町時代にかけて放下僧(ほうかそう=僧侶の姿をして小歌を歌い、手品を見せ、楽器を演奏する者)により伝えられた念仏踊りで、三河(現愛知県東部)を中心に盛んに行われていました。滝沢では、「放歌」と表記され、愛知県新城市に伝えられる大海の放下踊が伝来したものといわれています。
「遠州大念仏」とは、初盆を迎えた家の死者の霊を慰めるために踊る集団念仏踊りで、踊るように太鼓が打ち鳴らされます。
都田中の放歌踊倶楽部部員も参加し、20人を超える保存会会員が双盤と太鼓、笛の音色にのせた念仏を山合の集落に響かせました。
保存会は公民館に集合し、衣装を整えます。
隊列を組んで林慶寺に向かい、門から入ります。
太鼓を4個並べて大念仏が歌われます。
浴衣に股引き脚絆、赤い襷を掛けます。浴衣の裾は尻端折りをし、手には手甲、頭には笠を被ります。
太鼓を2個ひと組にして横に置き、両脇から打ちます。
笛の後に太鼓の調子が変わり、大団扇を持ったひょっとこと扇子を持ったおかめが出てきて、おもしろおかしく踊ります。
列を組んで庭を回り、門から出ていきます。
公民館前でバスに乗って、初盆宅へ移動します。
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