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更新日:2024年7月25日
遠州大念仏
えんしゅうだいねんぶつ
(浜松市中央区鹿谷町、遠州大念仏保存会)
昭和47年3月1日、旧浜松市指定
平成6年1月1日、旧浜北市指定
市指定無形民俗文化財
遠州大念仏は、踊りの念仏の一種であり、遠州地方の特色ある盆行事です。起源は、中世の踊り念仏が遊行僧や放下僧から伝えられたものですが、伝説においては、元亀3年(1572)の三方原の合戦で戦死した将兵の霊を慰めるため徳川家康が僧に命じて始まったものと言われています。浜北においては36団体が、毎年7月の盆に行っています。使用する道具は、頭(ひんどうろう)、幟、双盤(対になった一尺六寸前後の鉦・独特の音色)、撞木(しゅもく)、笛、太鼓(直径一尺二寸程度の桶太鼓)、摺鉦、提灯で、装束は通常は浴衣を使用しています。太鼓切りは浴衣に股引き、脚半、手甲、襷を掛けます。頭には笠を被ります。組を代表する頭先は羽織を羽織ります。道中は、頭先を先頭に、1組が30名から50名で構成され、隊列を組み、道中囃子を奏でながら初盆の家に向かいます。やがて、太鼓切りが仏前に並行に並び回向を開始します。太鼓切りを繰り返し、供回りは歌枕と總回向文を唱えます。休憩をはさみ、礼念仏をして、再び行列をくみ、庭をでます。
浜松市指定無形民俗文化財「遠州大念仏」の親子体験講座を浜松市積志協働センターが開催しました。
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