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更新日:2016年2月15日

浜松市文化財情報vol.97

平成27年2月15日発行

第62回文化財防火デー 防火訓練を実施しました

放水訓練(天竜区 秋葉神社)<放水訓練(天竜区 秋葉神社)>

1月26日は、法隆寺金堂壁画が焼損した日(昭和24年)になります。この日は「文化財防火デー」と定められており、毎年、この日を中心として全国的に文化財防火運動が展開されています。

浜松市内でも、ポスター掲示による周知活動を行ったほか、文化財を所有する施設や神社仏閣などで、管轄消防署や文化財を管理する方々による消防設備の確認や、消火訓練などが行われました。ここでは、秋葉神社上社、龍潭寺、中村家住宅で開催された訓練の様子をお伝えします。

秋葉神社上社での防火訓練

訓練参加者(消防署員と秋葉神社関係者)<訓練参加者(消防署員と秋葉神社関係者)>

天竜消防署の管轄となる秋葉神社では、1月25日(月曜日)に防火訓練が実施されました。

午後2時頃、秋葉神社上社の北西付近において林野火災が発生し秋葉神社本殿に延焼の危険がある、との想定です。

初動訓練として、火災を発見した神社関係者が、ただちに119番通報、自衛消防隊が放水銃により放水し本殿への延焼を阻止し、参拝者の避難誘導を実施、文化財の状況を確認するなど、万が一に備えた訓練が行われました。

龍潭寺での防火訓練

自衛消防隊による放水訓練(北区 龍潭寺)><自衛消防隊による放水訓練(北区 龍潭寺)>

北消防署の管轄となる龍潭寺では、伽藍を構成する開山堂の西側付近、山林から火災が発生し、季節風に煽られ開山堂及び本堂方向に延焼拡大中、との想定で防火訓練が実施されました。

境内清掃中の職員が発見して直ちに119番通報、龍潭寺自衛消防隊は初期消火をし、参拝者の避難誘導及び重要文化財を安全な場所へ移動する、という流れで訓練が行われ、出動消防隊は、自衛消防隊と協力しつつ水幕ホースによる文化財への延焼阻止や山林への延焼被害拡大の措置訓練を実施しました。

水幕ホースによる延焼拡大措置訓練(北区 龍潭寺)<水幕ホースによる延焼拡大措置訓練(北区 龍潭寺)>

怪我人搬出訓練(北区 龍潭寺)<怪我人搬出訓練(北区 龍潭寺)>

 

中村家住宅での防火訓練

消火器訓練<消火器訓練>

西消防署の管轄となる中村家住宅では、管理人が勤務中、主屋から上がる煙を発見した、との想定で防火訓練が実施され、消火器による初期消火や放水銃による放水訓練が実施されました。

文化財を未来につなぐ

万が一の火災発生への対応訓練だけに、参加者全員真剣に取り組みました。今後も関係機関連携の上、文化財を未来へ守り伝えたいと思います。

「松下屋敷跡 発掘調査報告会」を開催!

報告会の様子<報告会の様子>

浜松市では、平成27年9月に徳川家康公顕彰四百年記念事業の一環として、松下屋敷跡(南区頭陀寺町)の発掘調査を実施しました。松下屋敷は戦国時代の国人領主・松下氏が屋敷を構えた場所で、100m四方ほどの敷地をもっていました。この発掘調査では、屋敷の周囲にめぐらした堀と土塁が確認でき、松下屋敷跡の範囲と構造を知る上で重要な成果が得られました。

平成28年1月30日には、調査を担当した職員を中心に南陽協働センターで「松下屋敷跡発掘調査報告会」を開催し、約60人の方に参加いただきました。発掘調査成果の紹介を踏まえ、松下屋敷をキーワードに、南区の中世を考える有意義な報告会になりました。また、1月25日から2月10日にかけて、南区役所1階の市民ホールを会場に、出土品の展示と解説パネルにより調査成果を紹介する発掘調査速報展を開催しました。

井伊直虎が来年の大河ドラマの主人公に選ばれ、戦国時代の浜松の歴史がいっそう注目を集めています。文化財課では、引き続き歴史遺産の見どころや楽しみ方を紹介し、楽しんでいただける企画を展開していきます。ぜひ、今後の情報
にもご注目ください。

文化財日記抄 1月

3日(日曜日)、天竜区懐山、懐山のおくない伝承状況現地確認
3日(日曜日)、北区引佐町、寺野のひよんどり伝承状況現地確認
4日(月曜日)、天竜区神沢、神沢のおくない伝承状況現地確認
4日(月曜日)、北区引佐町、川名のひよんどり伝承状況現地確認
6日(水曜日)、南区高塚町、高塚遺跡本調査
7日(木曜日)、南区高塚町、高塚町村西遺跡予備調査
8日(金曜日)、南区高塚町、高塚遺跡14次予備調査
10日(日曜日)、浜北区宮口、大屋敷古窯跡群等現地説明会(参加350名)
11日(月曜日)、北区細江町、百万遍念仏伝承状況現地確認
12日(火曜日)、東区市野町、別所前遺跡工事立会
13日(水曜日)、浜北区於呂、向山1.遺跡予備調査
14日(木曜日)、浜北区平口、山林遺跡予備調査

15日(金曜日)、東区貴平町、恒武西宮遺跡工事立会
15日(金曜日)、中区東伊場、伊場遺跡工事立会
17日(日曜日)、西区雄踏町、雄踏歌舞伎万人講伝承状況現地確認
18日(月曜日)、東区天龍川町、松東遺跡予備調査
21日(木曜日)、西区志都呂町、中脇遺跡工事立会
25日(月曜日)、中区松城町、ボランティアガイド講座(参加60名)
27日(水曜日)、北区引佐町、市内石塔調査(~28日)
30日(土曜日)、南区下江町、松下屋敷報告会(参加57名)

文化財イベント

西浦の田楽

 重要無形民俗文化財「西浦の田楽」が行われます

 平成28年2月25日(木曜日)、月の出から翌朝日の出まで、西浦所能観音堂境内(天竜区水窪町奥領家)

家康400年忌文化財めぐり 信康・築山殿の悲劇2 信康廟 大刀洗の池

清瀧寺信康廟<清瀧寺信康廟>

 家康の長男信康は、天正七年(1579)9月15日、二俣城にて自刃(享年21歳)しました。生前の信康は、敵方からも家臣からも認められる武勇に優れた人物であったといわれていますが、家康は同盟相手であった織田信長から信康の切腹を申し付けられ、やむなく命に従い、信康を自害させたと伝えられています。一説には、母築山御前とともに武田方への内通の嫌疑をかけられたためとも、次代の後継者として信康の有能さを信長が危険視したためともいわれています。提が弔われています。また、毎年11月上旬には、二俣町クローバー通りで天竜産業観光まつり(信康まつり)が行われ、悲劇の若武者信康を偲ぶ信康武者行列が催されます。

太刀洗の池<太刀洗の池>
家康の正室築山御前は、信康が自刃する少し前、天正七年(1579)8月29日、信長から信康とともに処分を言い渡された家康の命により、佐鳴湖畔で殺害されたとされています。その際、血の付いた太刀を洗ったといわれている池が「太刀洗の池」と呼ばれるようになりました。現在、太刀洗の池の石碑が、浜松医療センター駐車場東端に建てられています。

編集後記

近年、浜松城跡や松下屋敷跡など戦国時代から江戸時代の城館の発掘調査が増えています。古文書や絵図に記された記録と発掘調査の成果が一致するなど、原始・古代の遺跡と異なる発掘調査の醍醐味があります。今後も浜松の「お城」の調査成果にご注目ください。(I)

 

 

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浜松市役所市民部文化財課

〒430-8652 浜松市中区元城町103-2

電話番号:053-457-2466

ファクス番号:053-457-2563

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