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更新日:2013年9月1日

「創造都市・浜松」推進のための基本方針(概要版)

「創造都市・浜松」推進のための基本方針を策定しました。<平成25年4月1日>

1 はじめに

浜松市は世界に誇る多くの起業家や産業技術を創出してきた創造都市です。地域の人々が多様な伝統文化を受け継ぎ、人材や技術の集積を活かしたまちづくりに取り組み、「ものづくりのまち」「音楽のまち」として発展してきました。

浜松市が持続的に発展し、市民にとって誇りうる都市としてありつづけるために、世界をリードする産業・文化とそれらを支える市民が持つ経験と実績をもとに、浜松市は「創造都市・浜松」への取り組みを進めていきます。

2 基本方針の策定趣旨

浜松市は、第1次浜松市総合計画(平成19年度~)から、都市の将来像に「市民協働で築く『未来へかがやく創造都市・浜松』」を掲げています。

本方針は、創造都市の意義を明確にするとともに、本市が有する創造性を源泉とする事象を挙げながら、目指す創造都市の姿や実現のための取り組みイメージを示すものです。

本方針が市民に対して、浜松市の有する創造性への気づきを促し、創造的な活動を活発化させるためのエンジンとなることを期待して策定しました。

3 創造都市とは

創造都市とは、地域固有の文化や資源を活かした創造的な活動が活発に行われ、その活動が新しい価値や文化、産業の創出につながり、市民の暮らしの質や豊かさを高めていく都市のことを言います。

また、様々な課題や求めに対して、“創造性”をもって対処していこうという理念を持ち、そのアプローチが様々なジャンルの交流を促進し、創造的な人材の育成や集積、新たな産業の創出、地域の教育や福祉への貢献、市民活動の活性化など多方面への波及を通じて暮らしの豊かさを高めていくことから、今後の都市のあり方として注目を集めています。

先進事例では、芸術家やデザイナーなど創造的な仕事に携わる人材を中心に取り組みが展開されています。

本市としても、市民協働で「創造都市・浜松」の実現に取り組み、魅力ある都市づくりを進めていきます。

4 創造性を源泉とする浜松市の強み

1.市民性

浜松市は、「やらまいか精神」と称される何事にも前向きに取り組む市民風土を背景に、新しい“もの”や“こと”に挑戦し多くの起業家を輩出してきました。また、開放的な市民性を併せ持ち、多様な文化や人、新しい考え方を柔軟かつ寛容に受け入れながら都市を発展させてきました。

こうした市民性は、人材の交流促進のほか、創造都市の考え方を市民に広めていく上で大きなアドバンテージであると考えられます。

2.ものづくり

浜松市は、地域の人材と資源を活用した内発的発展としてのものづくり産業の集積が好循環を生み、繊維産業、楽器産業の発達を経て、オートバイ・自動車産業、光・電子技術関連産業へと発展を遂げてきました。

ものづくりは、製品・商品に限らず、発想や文化、ネットワークといった点においても新たな価値を創出する創造的な活動です。

浜松市においては、楽器産業の振興が音楽文化の醸成へと結びついているほか、世界的な企業の輩出が国際交流の促進へとつながっており、今後も新たな文化や産業を創出する原動力として期待されます。

3.音楽をはじめとした文化

浜松市は、20世紀以降の楽器産業の集積を活かして、音楽のまちづくりに取り組んできました。

世界共通の言語である音楽は、あらゆる文化や人々をつなぎ、新たな価値観を創出する創造の源泉になります。

また、本市の文化は音楽以外にも、広範な市域に点在する多彩な伝統文化や花・緑、食などのほか、近年では書道や映画製作といった新たなジャンルへも広がりをみせています。

そうした文化を活かした多様な活動が創造都市を形づくり、市民の暮らしの質や豊かさを高めていきます。

4.多文化共生

浜松市では、地域に暮らす外国人市民は地域経済を支える大きな力であると捉え、まちづくりを進める重要なパートナーとの認識のもと、積極的に多文化共生施策を推進してきました。

多様な文化的背景を持つ外国人市民と多様な文化を理解する日本人市民が共に暮らし、交流することは、互いを刺激し合い、新たな文化を生み出すことにつながり、創造都市の実現に寄与する重要な資源になると考えられます。

5 浜松市が目指す創造都市の姿

(1)イメージする都市の姿

イメージする都市の姿を以下のように想定します。

  • 浜松のものづくりや音楽、多文化共生などの根底にある“やらまいか精神”“柔軟で寛容な市民性”が、まちづくりや暮らしに広く活かされていく
  • 市民が常に新しい試みにチャレンジし、次々と新しい価値を生み出していく
  • 創造的な人材や企業が集積し、日常空間を創造空間(魅力的な都市空間)に変え、市民の暮らしに刺激を与えていく

(2)具体的な状態

創造都市が実現に近づくにつれ、以下に示すような動きや光景が市内で繰り広げられると考えられます。

  • 市民が様々な物事にチャレンジしたり、リトライできる機会や場がある
  • 様々なジャンルの人が集まり、創造性を刺激するサロン的な交流空間がある
  • アーティストやクリエイターが浜松に活動拠点を持ち、まちづくり、市民活動、創造産業に深くかかわっている
  • 地域特有の文化が反映された取り組みやイベントが各所で行われ、大勢の人々が集まってくる
  • 多様な文化や価値観、知識を持った人々が行き来し、情報や活動の交流が行われている
  • 既存の概念や価値観にとらわれず、新たな観点で物事を考える意識が市民に浸透している
  • 歴史の面影を残す建物や史跡が活用され、地域活性化に結びついている
  • 浜松の地から新たな産業や製品、ムーブメント(話題やブーム)が創出されている
  • 浜松を連想させ、市民が誇りに感じる魅力やアイデンティティが高まっている

6 創造都市へのプロセス

創造都市の推進に当たっては、市民一人ひとりが創造性を意識して行動することが重要です。

日常生活における料理やショッピングといった普段の行為も創造性を源泉とする活動であり、日々の生活自体が創造的な発想と活動によって成り立っています。

本市では、市民がそのこと(身近な創造性)に“気づき”、様々な場面において創造性を意識しながら“活動”していくような環境の整備に取り組みます。

そして、“気づき”と“活動”の繰り返しを通じて、市民や企業等の活動の活発化を促し、新たな価値や産業が生まれる創造都市を目指します。

創造的環境の整備

創造的な環境を整備することにより、“やらまいか精神”と称される市民風土を刺激し、市民一人ひとりのイマジネーション(感性)を高める

創造性への気づき

市民が地域社会の様々な課題に対して“創造性”を意識するようになり、様々なアプローチによって解決を試みるようになる(意識・発想の変革)

活動の活性化

市民や企業等の創造的活動が活性化し、浜松の強みや特徴を活かした取り組みが行われる。既存の慣例・枠組みを超えた異文化・異業種連携が進み、新たな価値や産業が創出される。

7 浜松市を創造都市へと牽引するプロジェクト

創造都市・浜松に対するイメージを深めるため、浜松市を創造都市へ牽引していく取り組みを例示します。

(1)新たな発想を喚起する創造空間の演出

  1. 創造性を高めるイベントの実施
    アートイベントやアートコンテストの開催、ストリートイベントの開催(やらまいかミュージックフェスティバル、プロムナードコンサート等)
  2. アーティスト・クリエイターが活動しやすい環境づくり
    アーティスト・イン・レジデンス事業の実施、鴨江別館を活用したアートセンター機能の充実、廃工場や空きビル等既存施設のリノベーションやコンバージョンによる活動拠点整備の仕組みづくり

(2)創造性あふれる市民活動の促進

  1. 活動の機会・場の提供
    様々なイベント等における活動・発表の機会・場の提供、既存の組織・枠組みや施設を活用した活動の展開、創造的な活動の展開を視野に入れた新美術館の整備
  2. 創造都市を支えるサポーターの育成
    創造的な活動への市民参加を促進する情報の発信、創造的な活動への参加を通じた市民ディレクターの育成、アーティスト・クリエイターによる人材育成講座の開催、学術研究機関における担い手育成
  3. 創造的活動を支援する制度の創設
    みんなのはままつ創造プロジェクトの実施、地域力向上事業の実施、アーツカウンシル機能の検討
  4. 人と人、活動と活動をつなぐコーディネート機能の充実
    ソーシャルネットワークを活用した交流サイトの開設、アーティストバンク(アーティスト登録制度)の創設、クリエイティブマイスター制度(育成登録制度)の創設
  5. アーティスト・クリエイターの活動に触れる機会の拡大
    学術研究機関によるまちなかでの活動展開、世界的なアーティストによる講座の開催、アーティストバンク(アーティスト登録制度)を活用した学校・地域活動への人材派遣
  6. 創造性をはぐくむ教育の推進
    子どもたちの国際感覚を高める取り組みの実施、子どもの創造性・才能を伸ばす教育の実施2.アーティスト・クリエイターが活動しやすい環境づくり

(3)魅力ある地域資源の活用

  1. ものづくりを活かしたまちづくり
    伝統産業の技術や経験を有する人材の活用、ものづくり技術と歴史を紹介する産業観光の展開、グローバル人材を活かした産業の振興
  2. 音楽を活かしたまちづくり
    国際規模の音楽祭の開催(浜松国際ピアノコンクール、静岡国際オペラコンクール等の開催)、浜松市アクトシティ音楽院事業の展開、楽器産業史における技術や歴史の発信
  3. 多様性を活かしたまちづくり
    外国人市民との協働によるまちづくり、多様性を活かした交流の促進と文化の発信、多文化共生をテーマにした国内外の都市との連携
  4. 歴史・伝統文化を活かしたまちづくり
    地域固有の芸能・祭事の継承、歴史を感じる都市景観の形成や自然風景の維持

(4)「浜松のものづくり」を原点とした創造産業の創出

  1. 浜松型モデルの構築
    クリエイターのネットワークの形成(クリエイターズネットワーク構想実行委員会の設置・運営、クリエイターズミーティングの開催)、ITコンテンツ産業や電子音楽産業の振興
  2. 起業支援、中小企業とのマッチング
    起業や産業化を支援するコーディネーターの配置、専門的な知識や技術を有する人材の活用

(5)創造都市ネットワークを軸とした発信・交流・連携

  1. 世界における発信強化と交流促進
    ユネスコ創造都市ネットワーク音楽分野への加盟、多文化共生をテーマにした国内外の都市との連携
  2. 国内における発信強化と交流促進
    国内の創造都市ネットワークを通じた交流・連携、学術研究機関や既存組織との連携やネットワークの活用

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お問い合わせ

浜松市役所市民部創造都市・文化振興課

〒430-8652 浜松市中区元城町103-2

電話番号:053-457-2301

ファクス番号:050-3730-2887

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