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更新日:2025年4月13日
開催期間:4月12日(土曜日)~6月22日(日曜日)
浜松市美術館の現代ガラス絵*コレクションより、小出楢重(1887-1931)、長谷川利行(1891-1940)、芹沢銈介(1895-1984)、脇田和(1908-2005)、清宮質文(1917-1991)、野見山暁治(1920-2023)、ミズテツオ(1944-)、遠藤彰子(1947-)のガラス絵をご紹介します。
ガラス絵とは、透明な板ガラスの片面から描き、裏返した反対側から見る絵画のことです。そのため通常とは逆の順番で、図柄を反転し描き進める必要があります。透明度の高い板ガラスが製造可能となった13世紀末から14世紀頃に誕生したと考えられ、日本では民藝運動の創始者である柳宗悦(1889-1961)が、無名の職人によって描かれ信仰の対象や土産品などとして民衆に広く親しまれたガラス絵には特別な美しさがあるとして「民画」と呼び讃えました。また、大正末期から昭和初期にかけ、洋画家の小出楢重や長谷川利行らがガラス絵の制作に熱心に取り組んだことも影響し、戦後ガラス絵の魅力を再発見した画家は少なくありません。
ガラス絵は、平滑なガラス板に直接絵の具が密着するため、みずみずしく鮮やかな色合いをいつまでも味わうことができます。小出が「不思議な光沢と色感」と評したその独特な美しさと魅力を、どうぞご堪能ください。
*当館では明治維新前に描かれたガラス絵を「伝統ガラス絵」、明治維新以降のガラス絵を「現代ガラス絵」と分類している。
開催期間:7月19日(土曜日)~10月5日(日曜日)
開催期間:10月7日(火曜日)~11月3日(月曜日・祝日)
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