更新日：2017年7月31日

医療公社（平成27年度）2

 今、黒字経営をしているのですか

平成27年度決算は収入及び支出が同額となっています。今後も地域医療を支える公立病院として、経費の節減に努め経営の健全化を確保するなかで、施設の充実に努めていきたいと考えています。

 資産や負債はどのようになっていますか

資産は、現金預金などの流動資産及び基本財産などの固定資産で、負債は、未払い金などの流動負債及び引当金の固定負債です。バランスシートは次のようになっています。

平成28年3月31日現在

資産　8,282,494千円	負債　7,695,203千円
公社の財産 1　流動資産 (1)現金・預金　935,938千円 (2)未収金　3,179,930千円 (3)貯蔵品　158,191千円 (4)その他流動資産　13,106千円 (5)引当金 △94,910千円 （貸倒引当金） 2　固定資産 (1)基本財産　505,000千円 (2)特定資産　1,200,000千円 (3)その他固定資産　835,239円 (4)長期未収金　1,550,000千円	これからの負担 1　流動負債 (1)未払金　1,523,030千円 (2)その他流動負債　386,488千円 (3)引当金　402,671千円 (賞与引当金） 2　固定負債 (1)リース債務　596,934千円 (2)引当金　4,786,080千円 （退職給与引当金）
	正味財産　587,291千円
	これまでの運用財産など 1　一般正味財産 (1)基本財産　505,000千円 (2)運用金　82,291千円

資産	＝	負債	＋	正味財産
8,282,494千円		7,695,203千円		587,291千円

（メモ）

• 資産の1流動資産の（2）未収金とは診療収入及び政策的医療交付金などです。
• 負債の1流動負債の（1）未払金とは薬品費及び診療材料費などです。
• 負債の1流動負債の（2）その他の流動負債とはリース債務及び職員の預り金が主なものです。

 資産や負債を表すバランスシートをわかりやすく解説してください

資産と負債との関係はどうなっていますか

資産と負債の差額の5億8,729万千円が本公社の正味財産となっており、このうち、5億500万円を基本財産として蓄えています。

 25年度と26年度とを比べるとどういうことがわかりますか

資産
資産は2億2,483万6千円の増となっています。
これは、リース資産及び退職給付引当資産が増となったものです。

負債
負債も資産と同額の2億2,483万6千円の増となっています。
これは、リース債務及び退職給付引当金が増となったものです。

正味財産
正味財産は26年度と27年度で同額となっています。
これは、27年度の事業活動が収支均衡であったため、余剰金に変化がなかったものです。

 バランスシートから医療公社の財務内容は健全といえるのでしょうか

借入金がなく、退職給付引当金も計上済みであり、流動資産が流動負債を18億円余り上回っている状況から、公社の財務内容は健全であるといえます。

 今後の公社の課題や健全財政への取り組みを、どのように考えていますか

平成27年度事業計画

• 運営の基本指針

1. 患者の権利と尊厳を尊重し、患者中心の安全・安心な医療を提供します
2. オープンシステムを活用し、地域医療連携ネットワークを強化します
3. 地域の救急・災害医療を支え、小児・周産期医療を守ります
4. 時代の要請に応えた高度・先進医療を推進します
5. 医療に関する調査・研究を推進し、国内外に情報を発信します
6. 職員の教育・研修に努め、国際的に通じる真の医療人を育成します
7. 効率的な病院経営に努め、健全な財政基盤を確立します

• 病院目標
  1. 地域医療連携と患者サービスの充実
  2. 病院の経営力を高める

以上の基本指針及び病院目標を達成するため、「事業内容」及び「経営健全化への取り組み」などの詳細目標を定め、これに従って事業運営を行っています

 

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