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更新日:2020年3月26日
2月14日(火曜日)の月の出から、15日(水曜日)の日の出にかけて、水窪町西浦地区で、国の重要無形民俗文化財「西浦田楽」が行われました。
夜を通して行われる西浦田楽は、養老3年(719年)にこの地を訪れた行基菩薩が仏像と仮面を奉納したことが始まりであるとされています。
山の中腹に位置する観音堂で田楽を演じるのは能衆と呼ばれる、代々世襲で伝統を守り継ぐ男たち。
夜を徹して行われる田楽の演目は、地能33番、はね能14番の計47番。
それぞれ日々の「おこない」をあらわしたものや、狂言のような演舞、仮面身に着けて舞う演舞など、服装や振り付け、演奏などが異なる演目の数々は、見る者の心を揺さぶるような迫力があります。
最後の演目「鎮め」を演じるころには朝日が昇り、会場は神秘的な雰囲気に包まれます。
賑やかに鳴り響いていた演奏も止み、静寂に包まれる中で執り行われる最後の演目は、まるで別の世界に入り込んだような不思議な魅力を秘めています。
見るものを惹きつけてやまない西浦田楽の魅力を、ぜひ一度間近で感じてみてはいかがでしょうか。
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