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更新日:2022年3月9日
1.農業
本地域は、中山間地域に点在する傾斜地の農地で栽培されるお茶が主要な農産物であり、そのほか小規模ではあるが、チンゲンサイ、しきみ、自然薯(じねんじょ)等が生産されている。全体に小規模経営であり、複合経営を余儀なくされている。
近年、お茶は「遠州・山のお茶」としてブランド化が図られており、碾茶(てんちゃ)や有機茶の栽培による取り組みも行われている。
しかし、農業従事者の高齢化や後継者不足により、生産量の低下や、遊休農地の増加を招き、後継者や担い手の確保・育成は大きな課題となっている。さらに近年、野生鳥獣による被害が拡大し、農業従事者の耕作意欲を削ぐことにもなり、大きな問題となっている。
2.林業
本地域の森林面積は、総面積の約93.6%を占めており、古くから地域の基幹産業として発展してきた。近年、外材と国産材の価格が均衡してきたことに伴い、国産材を見直す機運が高まってきているが、国内市況は依然厳しく、木材価格の低迷は続いている。
これまで林業の振興を図るべく基盤整備を進めてきたが、不在地主の割合が高いことや林業従事者の減少・高齢化により森林の荒廃が進むなど、林業を取り巻く環境は非常に厳しい状況にある。
3.商業
本地域の商店は、ほとんどが零細な個人経営であり、従業者の高齢化が進んでいる。
また、人口減少や生活圏域の拡大、生活様式の多様化などにより地元購買力が低下していることから、経営者の経営意欲の減退や、後継者問題など、大変厳しい経営環境に置かれ、閉店する商店が増加し、商店街としての存在も危ぶまれている。
4.工業
企業の誘致対策については、昭和40年代から、過疎対策事業の一環として積極的に企業誘致を推進した結果、地域における就業の場の確保と地域経済の振興に大きく貢献してきた。
しかし、平成の初めの全国的なバブル経済の崩壊を背景に、景気が低迷する中で、中小零細企業の受注減や経営状況の悪化などに伴い企業の撤退が続き、厳しい状況が続いている。
5.観光又はレクリエーション
本地域は、豊富な自然景観、民俗芸能、史跡などの魅力的な地域資源を数多く有していることから、このような豊かな地域資源を誘客に結び付け、地域を活性化することが重要である。
また、本地域では、道の駅やNPO法人等が実施する交流事業などを数多く展開しており、このようなイベントや観光案内などの幅広い情報発信が必要となっている。
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