更新日：2022年3月9日

11 地域文化の振興等(1)

(1)現況と問題点

　本地域は、民俗芸能や有形文化財、記念物（史跡・名勝・天然記念物）といった地域の特徴を示す歴史・文化資源が、国・県・市の指定文化財として数多く保存・継承されている。しかし、生活様式の変化や人口減少による継承者不足などにより、地域文化が急速に衰退・消失していくことが懸念されている。こうした本地域に残る特色ある文化財を後世に継承するため、市民協働による保存及び活用を進める必要がある。
　一方、歴史・文化資源を保存・活用し、特色ある地域づくりに取り組み、本地域全体の魅力の向上と、全国に向けて情報発信していくことが重要である。各地域の特色を生かし、新たな文化の創造に向けた取り組みも重要である。
　情報発信手段としては、高根城や犬居城などの山城や秋葉山を拠点とした秋葉信仰、田楽など特色ある民俗芸能や民話等、地域を代表する歴史・文化資源の保存・調査・研究・活用を進める必要がある。また、佐久間町で行われている本場ウィーンの音楽家を招いた新たな地域文化の創出への試みも重要である。特色ある伝統を継承しつつ、時流や地域特性を背景にした持続可能な文化の創造によるまちづくりを進めていくことが重要となっている。

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(2)その対策へ進む