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更新日:2021年10月4日

令和3年度 第1回区協議会会長会議 会議録

開催日時 令和3年8月6日(金曜日) 午前9時30分~午前11時00分
開催場所 オンライン ※各区役所をZOOMで接続

  1. 開会
  2. 市民部長あいさつ
  3. 座長あいさつ
  4. 議事
    (1)他区を傍聴した感想について
    (2)区協議会委員研修について

  5.閉会

1 開会

 【藤田市民協働・地域政策課長】

 ただ今から、令和3年度第1回区協議会会長会議を開催する。

 本日は皆様お忙しい中、オンラインという形でお集りいただきお礼申しあげる。昨年度から引き続き各協議会の会長という立場から、様々な意見をいただきたい。よろしくお願い申し上げる。

2 市民部長あいさつ

 【奥家市民部長】

 本日は大変お忙しい中ご出席いただきお礼申し上げる。また、日頃から区協議会の運営に、ご理解ご協力いただき、心よりお礼申し上げる。

 区協議会の活動や機能をさらに充実させるため、昨年度の会議では、他区の区協議会を傍聴し、良いところを取り入れていこうという提案をいただいた。傍聴した報告や感想をいただき、情報を共有していきたい。

 また、併せてオンラインで開催した区協議会の委員研修について意見交換を予定している。

 これら2点の議題について、区協議会をより実効性のある組織として機能させていくため、活発な協議をお願いしたい。

3 座長あいさつ

 【藤田市民協働・地域政策課長】

 続いて、座長の鈴木芳治中区協議会会長より、あいさつをお願いする。

 【中区協議会 鈴木会長】

 今年度初めての会長会議へ、出席いただきお礼申し上げる。

 今日はオンライン会議である。区協議会の中で浜北区と北区では、既に実施していると聞いている。私は、オンライン会議は初めてであるが、よろしくお願い申し上げる。

 【藤田市民協働・地域政策課長】

 それでは、議事に入らせていただく。ここからは座長に進行をお願いする。

4 議事

(1)他区の区協議会を傍聴した感想について

 【中区協議会 鈴木会長】

 昨年度に開催した区協議会会長会議の中で、区協議会の更なる機能充実のため、各区の会長が可能な範囲で他区の区協議会を傍聴することになった。

 今日は、他区の区協議会を傍聴して感じたことや自分の区の区協議会へ取り入れたことなど各会長から意見を伺う。都合がつかず、傍聴に行けなかった会長は、自分の区での工夫をお聞かせいただければと思う。

 順番で質問や意見を伺うが、まずは東、西、南、北、浜北、天竜区の順番で1人3分程度を目安に発表いただきたいと思う。最後に私が発表する。それでは、東区の米山会長からお願いする。

 【東区協議会 米山会長】

 私は中区を傍聴させていただいた。会場そのものは広いが、事務局側のスペースが広く、委員20人は間隔が狭く密に感じた。

 地域力向上事業についての協議では、中区という場所柄もあり、提案事業が中区を対象としたものか、市全体を対象としたものなのかを委員が判断しにくいと感じを受けた。

 活発な意見が出されて、東区としても今後参考にさせてもらう点が多々あった。会長から委員を指名して意見を求める方法はなかなか効果的なことだと思う。他区で実践しても良いと思う。

 東区には3つの委員会がある。防災、福祉、交通の委員会を年数回開いて進めている。この委員会では、どうすれば交通事故の多い東区で事故が減るか等、色々な角度から活発な意見が出ており、実に良いと思う。これは皆さんの区でも参考にしていただければと思う。

 【西区協議会 石川会長】

 私は南区と浜北区を傍聴させていただいた。両協議会とも活発な意見が出ており、素晴らしいと感じた。

 浜北区の場合は、会場自体が教室方式のため、発言者がどのような表情をしているのか見ることが出来ず、言葉だけの理解になってしまうことが、少し欠点と感じた。

 西区でも他区と同様に、発言をする人がある程度限られてきているため、先ほど米山会長が言われたように中区の事例を見本にして、会長から委員を指名して、意見を述べてもらうようにしていきたいと思っている。

 【南区協議会 島津会長】

 私は中区と東区の傍聴をさせていただいた。感じたことを3点述べさせていただく。

 1点目。中区では、区協議会内での質問事項や確認事項について、翌月に文書で結果報告をもらっていた。聞いたことがその後どうなったのか心配されている委員もいるため、きちんと報告をもらえると良いと思った。

 2点目。これは南区にも共通するが、どの委員も自分の選出母体に関連する分野の内容については意見や質問を出しやすいが、それ以外の分野については聞いているだけということがある。私も会長として、委員の意見の引き出し方を考えなければいけないと感じた。

 3点目。東区は資料が非常に分かりやすかった。全ての資料にインデックスがついており、資料を探しやすく、委員も非常に質問や意見をしやすいと感じた。

こういう工夫をされながら活発な意見交換がされていたため、今後、南区の中で活用していきたいと思う。

 【中区協議会 鈴木会長】

 続いて、北区の戸田会長にお願いしたいが、仕事の都合で傍聴には行けなかったと伺っている。自分の区での工夫等を是非お願いしたい。

 【北区協議会 戸田会長】

 日程が合わず、他区の区協議会を傍聴に行けなかった。

 議事については全員発言されることが望ましいが、北区でも発言する委員が偏ってきている。1つの方法として、私もこちらから指名して発言してもらうようにしていきたいと思う。

 現在、北区協議会は良い雰囲気で運営できているため、雰囲気を崩さないように進行していきたい。委員にも得意、不得意な分野があるため難しい部分もあるが、全員に発言してもらうことを検討していきたい。

 【浜北区協議会 大石会長】

 私は今回東区を傍聴させていただいた。

 浜北区協議会と同様に、東区でも大変活発に意見交換されていた。

 また、東区は各委員会からの報告が丁寧にされており、将来浜北区も委員会の導入を検討しようと考えている。

 それから、先ほど南区の島津会長からも紹介があったが、東区は資料にインデックスを付けて非常にわかりやすくしてあった。これも参考にさせてもらいたいと思っている。

 先ほど西区石川会長から意見のあった、浜北区の会議形式だが、現在は新型コロナウイルス感染症対策のため、教室形式としているが、通常はロの字形で行っている。

 【天竜区協議会 吉林会長】

 他区の協議会を傍聴しての感想と、天竜区で実施していることの紹介を兼ねて、3点話させていただく。

 まず1点目、私は5月に中区、7月に浜北区の計2か所を傍聴させてもらった。両区に共通して、とても自由に意見発表のできる雰囲気が既に醸成されていた。特に浜北区は、当日の意見が10件ほどあり、発言者が男女半々で、女性の活発な意見が非常に印象的であった。

 それから2点目として、自由に発言できる雰囲気とそこから生まれた発言から議論が展開され、議論を深められており非常に良いと感じた。

 地域力向上事業の補助金を打ち切られてしまうと、4年目以降自己資金だけでは事業の継続が難しくなるのではないかという内容の質問が中区、浜北区ともにされていた。

 それに対しての市の回答は、地域力向上事業の補助金は、事業を始めるときの支援で、スタートアップ支援という説明をしていた。

 そのやりとりから、市民や区協の委員が補助金に対して依存心があるということを感じた。あくまでも補助金は自立支援のためのバックアップという認識をしなければいけない。この補助金の意味をしっかりと理解しなければいけないと感じた。

 協議内容の是非はともかく、自由に発言できる雰囲気から生まれた質問であり、その一つの発言から補助金の性質を再認識できた。

 3点目として、天竜区での事前質問の方法について説明させていただく。会議では他区同様に諮問、協議、報告と、独自にフリーテーマの地域課題という項目を設けている。質問票を会議案内に同封し、各委員に送付している。この質問票を会議の3日前までに事務局に提出している。また、会議当日に欠席する委員からも事前質問は募集している。事前質問は、身近なものから大きな問題まで非常に多岐に渡っている。例えば、自分の生活に密着している生活インフラ、道路関係や地域医療、森林関係や防災の消火栓の使い方、教育関係の学校統廃合の課題や放課後児童会、リモート学習など本当に多岐に渡る課題が質問される。この事前質問をもとに地域課題の議論を行っている。

 議題にあがる協議も色々あるが、地域課題が一番身近で様々な意見が出てくる。天竜区では、このような点に力を入れて進行している。

 【中区協議会 鈴木会長】

 それでは、私が最後に発表させていただく。

 私は東区、南区、北区の3つの区協議会を傍聴させていただいた。各区とも令和2年度地域力向上事業の事後評価についての協議が主な内容だったが、各区で非常に区の特色が出ていると思った。

 例えば南区では、中田島砂丘の問題や、新しくできた防潮堤のこと、そしてビーチバレーコートのことがあげられていた。

 地域の由来や歴史等、忘れてしまいそうなことを再認識してもらうためにも区協で議論することは非常に重要だと感じた。

 各区ともいろいろ内容が違っており、新鮮さを感じたが、北区の場合は、会議の初めと最後に職員、傍聴者を含め全員が起立して挨拶することに驚いた。会場に来られない委員がオンラインで会議参加している場合もあると聞き、中区もオンライン対応しなければいけないと思う。

 南区、浜北区の会長からも先ほど意見があったが、中区も東区を参考に会議資料にはインデックスを付けるようにした。会議の事前配布資料は毎月かなりの量になる。本日、インデックスを付けた資料を持ってきているが、右端に項目が書かれており非常に分かりやすく、開きたい項目をすぐに開くことができる。事務局に依頼し、7月から実施しており非常に好評となっている。

 東区の米山会長からも話が出た、中区の地域力向上事業では、中区を対象とした事業なのか市全体を対象とした事業なのかということを判断しにくいという意見についてだが、中区では中心部の人出が少なくなり寂れてしまっているということが課題である。中区の街を中心に人が集まるような地域力向上事業が多いと感じている。

 それでは、皆さんから他区の協議会を傍聴した感想を聞かせていただいたが、これから意見交換をしたいと思うので、何か意見や質問があれば、カメラに向かって挙手をお願いしたいと思う。

 【南区協議会 島津会長】

 今後9月以降に他の区を傍聴に行くことは可能か。出来るのであれば、また予定と議題を教えてほしい。区協議会の日程は重なる場合が多く、なかなか思うように傍聴に行けていない。今日も色々な話を聞いたため、実際に行って生でいろいろ感じていきたいと思う。

 【中区協議会 鈴木会長】

 可能である。

 日程だけではなく、議事が分かれば行きたい案件もあると思う。事務局から日程と議事を各会長に案内してもらう。

 【西区協議会 石川会長】

 中区では意見を求めるために委員を指名するやり方は、議題に合わせて変えているのか。例えば、自治会に関係する話は、自治会選出の委員に質問や意見を求める等、各選出母体によって指名を振り分けているのか教えてほしい。

 【中区協議会 鈴木会長】

 案件によって指名する人を決めている。専門的な分野の議題については、その分野に詳しい委員を指名するようにしている。

 【天竜区協議会 吉林会長】

 各会長の意見を聞いて、天竜区も同様に発言者に偏りがあり、発言しない委員もいることが課題である。

 他区でもフリートークを実施していると聞き、天竜区でもフリートークの時間を設けた。また、書面で意見を求めると、普段の会議では発言のない委員が、様々な意見を持っていることが分かり、聞き方を変えて意見を聞くことも一案だと思った。

 【中区協議会 鈴木会長】

 ただいま天竜区吉林会長から意見をもらったが、各区同じような課題があると思う。何か実際に行っていることがあれば、参考に意見を聞かせていただきたい。

 中区の話をさせていただくが、昨年度、各委員の困りごとや関心のあることを提出してもらい、会議の議題が少ない日に勉強会と称して各委員から出された意見を元に話し合いをした。これは、なかなか良い事例だったと思っている。

 【東区協議会 米山会長】

 天竜区の吉林会長に伺いたい。欠席委員がいた場合にも質問を受け付けるということだが、区協議会の議題以外の質問も受け付けるのか。

 【天竜区協議会 吉林会長】

 質問には市からの諮問等議題以外に対する質問も含まれる。地域課題への質問が圧倒的に多い。

 【中区協議会 鈴木会長】

 先ほども話が出ていたが、北区と浜北区のオンライン開催について、お聞かせいただきたいと思う。

 【浜北区協議会 大石会長】

 浜北区は、委員からリモート開催の要請があり準備をしていたが、案件の関係上、対面での開催となった。そのため、まだリモート開催の実績はないが、今後進めていきたいと思っている。

 【北区協議会 戸田会長】

 北区では、委員からリモート開催についての意見があり実施した。リモートで出席したい委員も多数いるが、まだ全委員の環境が整っておらず、出来る範囲でリモート開催した。資料等もメールでやり取りができ、自宅でそのまま会議に出席できることは非常に良いと思う。しかし、意見を述べる際は、はっきりと喋らないと話が通じにくい点や、機材の音響の関係でハウリングする場合もある点は改善の余地がある。

 リモートで参加したい委員については、このようなことに気を付けて進めていければ良いと思う。

 【中区協議会 鈴木会長】

 便利なようで難しいところもあるという印象である。この会長会議も、今日は試験的な意味も含めてリモートでの開催である。

 顔を合わせないと雰囲気をつかみにくいため、実際に集まって会議をすることにメリットはあるが、コロナの関係や遠方からの出席への対応のため、リモート開催については考えていかなければいけないと思う。

 【東区協議会 米山会長】

 本年4月の第1回東区協議会で委員からリモート開催について提案があり、東区協議会でも導入を進めている。

 6月に通信テストを行い、7月に実施についての協議を行った。

 各委員がリモート会議を体験したと思うが、徐々に広めていきたいと思う。

 【中区協議会 鈴木会長】

 東区がそこまで進んでいるとは知らずに失礼した。

 ここで1つ目の議案は終了する。

(2)区協議会委員研修について

 【中区協議会 鈴木会長】

 2つめの議題、7月の各区の協議会に合わせて開催された委員研修についてである。今回の研修は、コロナ禍ということもあり、一同に会する形ではなく、各区にて動画視聴という形で開催した。研修内容は、雲南市地域自主組織連絡協議会による「小規模多機能自治による住民主体のまちづくり」であった。

 本日は、参加した皆さんの感想や今後の研修内容や時期などについて意見を伺いたいと思う。

 今度は反対の順番で天竜区の吉林会長からお願いする。

 【天竜区協議会 吉林会長】

 研修について、感想を2点述べる。

 まず1点目、動画による講義は、テキストを読むだけという印象があった。その場で講師の方に発表してもらい、質疑応答をする方がより効果的な研修になると思う。

 それから2点目。雲南市が取り組む小規模多機能自治の発表の内容についてだが、天竜区にも小規模多機能ホームという福祉の施設があり、小規模多機能自治というのは、福祉を取り入れたものを実行するというニュアンスがとても強いという印象を受けている。

 小規模多機能自治は、メリットの中に事業の継続性ということがあったが、我々の自治会の実態と比べると少々乖離していると感じる。多くの自治会は役員の任期が1年、2年のため、新しい事業をやるときに継続性がネックになる。

 事業の継続性という意味で、小規模多機能自治では事務局を置いていると聞いた。事務局職員は定年退職した方が3年~5年くらい務めている。事務局を置くことで事業の継続性を保つことができ、今まで継続性の問題から実施出来なかった事業を自治会長などの役員が実施できる。いろいろな責任もあるが、事務局を置くことで継続性が保たれると思う。

 小規模多機能自治は良い点もあるものの、浜松市でも取り入れることを考えると、現実的には新しい組織を作るのではなく、今の自治会のあり方を見直すことが必要になると思う。

 自治会と専門性の高いNPO、行政の3者が協力することで、ある程度理想の形に近づくと思った。

 【浜北区協議会 大石会長】

 浜北区は、元々5つの町村が合併して浜北町、浜北市、浜北区と形成していったものである。現在でも5地区がそれぞれの地域特性を持っており、活動拠点を中心に地域連携交流が行われている。山辺道の会による調査研究や、小野口の会による歴史の継承などが行われている。また、地域課題の解決に向けて家事支援事業などを各地区で組織し、活動している。慣習的な行事は各自治会等で行われているが、高齢化によって非常に継続が難しくなっている。

このような問題を今後どう解決していくかが大きな課題だと思っている。

 【北区協議会 戸田会長】

 動画視聴による研修はそれぞれの区協議会の時期に合わせて開催できることが良い点だが、対面の方が効果的だと感じた。相手の表情を見ながら主張を聞き、感じ取ることが必要である。

 やはり、先ほど天竜区の吉林会長が言われた通り、地域を引っ張っていく人が長くても3年で変わってしまうと、継続性は難しくなってくる。

 事務局を置くことも考えながら、継続性を考える必要があると感じる。

 【南区協議会 島津会長】

 先日の研修会について、まずは地域差を大きく感じた。

 南区だけでなく、浜松の場合は自治会活動が全国でも非常に優れている。各自治会の役員の方が住民を代表して色々な形で対応してくれている。それらを地元の活動に生かしている。

 子ども会や幼稚園の活動、凧揚げの関係など、地域が様々な活動をしている。自治会活動をもう一度見直す時期ではないかと思った。

 各地域の協働センターにいるコミュニティ担当職員と自治会はうまくコミュニケーションが取れている。自治会ではなく、別のNPOなどに住民自治を依頼すると、やりにくくなると思う。小規模多機能自治組織を新しく作るのではなく自治会のあり方や協働センターの機能を見直しながら住民自治の中でもう少し協働センターと自治会が関わってくるような組織体型や内容になってくると良いと思った。

 高齢化による担い手の問題なども、新しい取り組みとして小規模多機能自治を参考に協働の方法を考える機会になったと思う。今後、皆さんの意見を聞きながら我々もやっていきたいと思う。

 【西区協議会 石川会長】

 自らの地域は自らでやるということを感じた。浜松市の場合は、和地協働センターの運営を地域の組織が行っている。これを全市的に展開できればいいのかなと感じている。また、先ほど浜北区の大石会長も言われていたが、浜北区では家事支援を地区社協で先進的に行っているため、この家事支援も地区社協が連携して全市的にできるようになれば良いのではないかと思う。

 【東区協議会 米山会長】

 地域性があると思いながら研修を聞いた。

 浜松市は自治会加入率が90%以上であるが、未加入者が年々増えている。

 地域の人間関係が希薄化していると感じる。自治会主導でいろいろなことを今まで慣習的に継続してきたが、それを変えていかなければいけない。お祭りや運動会もやり方や規模を変えるなど考えていかないと、この先も未加入者が増えてくるという危惧を抱いている。

 研修を受け、参考になることもあるし、浜松市では難しいと思うこともあった。

 未加入者は、自治体へ加入していなくても災害が起きれば人道的に誰かが助けに来ることが当たり前という感覚でいると感じる。

 このような中でどうやって地域の人と人との繋がりを増やしていくか、皆さんからお聞きしたいと思っている。この先を考えると自治会組織や行事などを考え直さないといけない時期に来ていると思った。

 【中区協議会 鈴木会長】

 それでは私から最後に話させていただく。

 研修講師の説明にもあったが、本来約1時間かかる研修内容を30分間でやることに無理があったと感じる。

 雲南市の規模だが、人口が3万9000人で、私の住んでいる中区曳馬地区16自治会3万7000人と同じ規模であると感じた。

 高齢化率は雲南市が36.5%、曳馬は14.5%で異なるため、参考にならない部分もあるが、共通して言えることは、要支援者や要介護者が急増しているということと人口減少、少子高齢化が進んでいることである。

 これらの課題をどうすれば良いか、研修の中でも話があったが、地域の総力を結集して、「人交密度」を高めていくということを言っていた。また、一人一人の住民が、地域に誇りを持って愛着を持って暮らし続けるということがまず大事だろうと感じた。

 それでは今皆さんからご意見いただいたが、雲南市以外のことでも良いので、区協議会の研修について、皆さんのお考えをぜひお聞かせ願いたいと思う。

 【天竜区協議会 吉林会長】

 今、話の中にもあった徐々に増えている自治会未加入者の問題だが、未加入者への対応の事例があればお教えいただきたい。私も未加入者の問題を考えているところで、いろんな情報を集めている。

 例えば自治会費についても、何にどのくらいの費用がかかっているか具体的な根拠と費用を掲示し、対応していくことも考えている。

 皆様にも何か事例があれば教えていただけたらと思う。

 【中区協議会 鈴木会長】

 なかなか難しい問題である。

 今の自治会の件について関係者もいるため、ご意見、また提案があれば、お教えいただきたい。

 【東区協議会 米山会長】

 未加入者の問題は、私から発言した手前、意見を出さなくてはいけないと思うが、名案はない。

 私も解決方法を皆さんに伺いながら考えていきたいと思う。

 【西区協議会 石川会長】

 私の町での未加入者は、施設に入っている人が多い。

 住居は完全に留守で、施設に入っているという人に対しては、あくまでも住居がある以上はもしも火災になった場合に備えて、消防団の後援会費等は負担してもらっている。

 【南区協議会 島津会長】

 未加入者に対しては役員が行って話をするが、その時には加入した時のメリットを重点的に話す。その後に隣近所の人に話をしてもらう。その中で社協の家事支援や地域の自主防災の話をし、未加入者であっても実際に自治会活動を体験してもらい自治会のメリットを感じることで自治会の加入につながる。

 この事例で何人か自治会へ加入してもらったことがあったため、お伝えをした。

 【中区協議会 鈴木会長】

 この自治会の未加入問題は非常に奥が深い話であり、1、2時間話して終わる話ではない。この件はここで締めさせていただく。

 研修の話で、雲南市と天竜区がよく似た環境にあると思う。参考になったということはなかったか。天竜区の吉林会長にお教えいただきたい。

 【天竜区協議会 吉林会長】

 雲南市と環境が似ているという意味だと思うが、天竜区は面積が広域であり、似ているとは言っても、水窪や佐久間と、二俣の人では地域差がある。天竜区全域で一概にはっきりとは言い切れない点もある。人口が少ないということは、やり方によっては密度の濃い住民自治もできるとは思うが、天竜区全域での統一された方法は、なかなかハードルが高いという気がする。

 【中区協議会 鈴木会長】

 今後の研修は今日の意見を参考に、事務局で決めていただきたいと思う。

 最後に、今ちょうどオリンピックの時期であるため、少し紹介させていただくが、地域向上力事業で愛称標識を南区で作っている。

 その内容の中に、南区鶴見町出身の杉浦茂雄さんがベルリンオリンピックの競泳男子800メートルリレーで8分56秒1の新記録で金メダルを取っていることが紹介されている。この杉浦選手は天竜川の西側の橋のところから飛び込み、常に練習していたという。このような良い話が南区に隠れていたため、情報共有させていただいた。

 では、そろそろこのあたりで意見交換を終了させていただく。

 進行は事務局へお返しする。

5 閉会

 【藤田市民協働・地域政策課長】

 貴重な意見交換ができたものと思う。感謝申し上げる。

 以上をもって、令和3年度第1回区協議会会長会議を終了する。

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〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

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ファクス番号:053-457-2750

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