緊急情報
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更新日:2020年3月31日
台風や集中豪雨等により家屋が浸水した場合、細菌やカビが繁殖しやすくなり、感染症等のリスクが高まります。感染症予防のためには清掃・乾燥・消毒が大切です。清掃が不十分だと、消毒は効果を発揮しません。まずは、清掃と乾燥を行いましょう。
【水害時の衛生対策と消毒方法】パンフレット(PDF:388KB)
※パンフレットの内容とホームページの内容は同じです。
家屋等が浸水した場合、次のとおり清掃及び衛生対策を行います。
水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要な物を片付けます。
汚れた家具や床・壁等は、水で洗い流すか、雑巾で水拭き等をします。
食器類や調理器具等は、水洗いして汚れをきれいに洗い流します。
汚泥や不要なもの等を片付けます。
庭木や外壁についた泥は、水で十分に洗い流します。
床下換気口のごみを取り除き、床下の風通しを良くします。
床下はスコップや流水を用いて汚泥を取り除いた後、雑巾等で水気をなくし、扇風機等により強制的に換気し、乾燥させます。
※床下や庭等の消毒は原則不要です。
受水槽は、水槽の亀裂等による有害物、汚水等の混入がないか点検し、安全であることを確認してから使用します。
井戸水は、水質検査を実施し、安全であることを確認してから使用します。
からだに異常を感じたら早めに医療機関で受診しましょう。
消毒薬は、過剰に使用すると人の健康や環境へ影響を与えることがあります。使用は必要最小限としましょう。また、使用の際には、換気を十分に行うよう注意してください。
消毒薬 (消毒方法) |
食器類・流し台・浴槽 |
家具類・床 |
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次亜塩素酸 ナトリウム (家庭用塩素系 漂白剤でも可) |
0.02%に希釈 1. 食器用洗剤と水で洗う。 2. 調整した液に5分間漬けるか、調整した液を含ませた布で拭く。その後、水洗い・水拭きする。 3. よく乾燥させる。 |
0.1%に希釈 1. 泥等の汚れを洗い流すか、雑巾等で水拭きしてから、十分に乾燥させる。 2. 調整した液を浸した布でよく拭く。 ※金属面や木面等色褪せが気になる箇所は水で二度拭きする。 |
10%塩化ベンザルコニウム (逆性せっけん) |
0.1%に希釈 1. 泥等の汚れを洗い流すか、雑巾等で水拭きしてから、十分に乾燥させる。 2. 調整した液を浸した布でよく拭く。 |
0.1%に希釈 1. 泥等の汚れを洗い流すか、雑巾等で水拭きしてから、十分に乾燥させる。 2. 調整した液を浸した布等でよく拭く。 |
消毒用 アルコール |
希釈せず、原液のまま使用 1. 食器用洗剤と水で洗う。 2. アルコールを浸した布でよく拭く。 |
希釈せず、原液のまま使用 1. 泥等の汚れを洗い流すか、雑巾等で水拭きしてから、十分に乾燥させる。 2. アルコールを浸した布でよく拭く。 |
熱湯消毒 |
食器の消毒 1. 食器用洗剤と水で洗う。
2. 熱湯(80度)に10分間漬ける。 |
― |
消毒薬 |
消毒対象 |
使用方法 |
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消毒用アルコール |
手指 |
希釈せず、原液のまま使用 1. 汚れを石けんで洗い、流水で流す。 2. 清潔なタオル等で手指を乾燥させた後、アルコールで消毒する。 |
消毒薬を取り扱う際には、ゴム手袋等を使用するとともに、皮膚や目にかからないように注意しましょう。また、皮膚についた場合は大量の水で洗い流しましょう。目に入った場合は大量の水でよく洗い流し、医師の診察を受けてください。
誤飲事故につながることがあるため、消毒液をペットボトル等へ移し替えないでください。また、調整した液は必ず使い切り、他の薬剤と混ぜないようにしましょう。
消毒液の入っていたバケツ等は、使用後に十分な水で洗い流しましょう。
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