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更新日:2024年1月1日

令和5年12月26日定例記者会見

2023年12月26日

(中野市長コメント)

細江町産温州みかんと白柳ネーブルの皇室献上について

浜松市は皇室と大変縁が深く、特に細江地域は、天皇陛下ご一家がこれまで9回にわたりご静養をされたといった関わりから、特産の温州みかんと白柳ネーブルを皇室に定期的に献上させていただいております。今回で55回目の献上となりまして、来年1月10日水曜日には、献上する品物を決める審査会を開かせていただきます。審査会では、過去、皇室ご一家が静養された際に、地元の児童とご交歓された縁があるということから、地元である西気賀小学校の児童にも審査員に加わっていただくなど、地域を挙げてこの審査会を実施していきたいと思っております。なお、審査会で選定された献上品は、生産者立ち会いのもとで1月17日水曜日に箱詰めを行わせていただきます。ここ数年、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、宅配での献上としておりましたが、今回は4年ぶりに、審査の結果、最優秀賞を受賞されたみかんとネーブルの生産者のお2人と私が、1月19日金曜日に宮内庁に伺い天皇・皇后両陛下に献上させていただきます。また、上皇様、上皇后様、秋篠宮様、秋篠宮妃殿下には、宅配により献上させていただくこととしております。今年も大変良いものが出来上がっていると思いますので、ぜひしっかりと皇室にお届けできればと思っております。

令和5年度浜松市社会福祉功績者の決定について

本市においては、広く市民の福祉に対する理解を深め、社会福祉の発展に資するということから、民生委員・児童委員、保護司、人権擁護委員、社会福祉事業関係者、さらにはボランティア活動団体など、長年にわたって社会福祉の増進にご尽力いただいてきた方々を、浜松市社会福祉功績者として表彰させていただいております。この度、今年度の表彰対象となる功績者が決まりまして、民生委員・児童委員をされております嶋津歌絵様をはじめとする、4名・3団体の方々を表彰させていただくこととなりました。この功績者表彰については1985年から始めており、今回で39回目となります。これまでに366名・31団体の方々を表彰させていただいてきました。今回、表彰を受けられる方々の表彰式については、来月1月25日木曜日に福祉交流センターで開催される第46回浜松市社会福祉大会の席上で実施させていただく予定です。受賞された方々には心からお喜びを申し上げる次第でございます。

令和5年度浜松市医療奨励賞受賞者決定について

本市においては、市内に所在する医療機関で医療に従事していただいております医師や歯科医師のうち、医療技術の向上をはじめとする保健・公衆衛生活動など、市民の健康保持に寄与したと認められる医師・歯科医師の個人あるいは団体に対し、医療奨励賞を授与させていただいております。今年度募集をかけましたところ5件の応募があり、選考の結果、そのうち2件を今年度の受賞者ということに決定させていただきました。医療奨励賞の制度については、もともと医療の振興を目的として、多くの篤志家の皆さんからいただいた寄付金を原資として基金を作り、それをもとに昭和50年度に制定したものです。今回で49回目となり、昨年度までの受賞総数は287件を数えております。今年度の受賞者の皆さまに対する授与式につきましては1月22日月曜日に市役所で行わせていただきます。受賞されましたお2人の方には、心からお祝いを申し上げます。

区再編施行に当たって

来年1月1日をもって、これまでの7区体制から新3区体制の浜松市ということで、区の再編を迎えることになります。改めて、自治会連合会をはじめとする市民の皆さんのご理解、そしてご協力に感謝いたしますとともに、これまで長年にわたり多くの議論を積み重ねていただいて、その上、ご決断をいただいた市議会をはじめとする関係者の皆さまに敬意を表する次第でございます。区の再編により、足腰の強い、また、機動的な対応ができる行政体制を築くことで、行政の持続可能性はこれから確実に高まっていくことになると思っております。新3区への移行まで残すところわずかとなったわけですが、引き続き円滑な移行に向けて、我々としても万全の準備に取り組んでいきたいと思っておりますので、市民の皆さまのご理解ご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。

質疑

細江町産温州みかんと白柳ネーブルの皇室献上について

記者:1969年から皇室への献上が始まったということで、かなり長い期間取り組まれていることかと思いますが、審査会については毎年同じメンバーでやっているものなのでしょうか。
北区長:外観・肉質審査については県の職員および農協の職員が審査員を務めるという点は変わってございませんが、食味審査につきましては、その時々に応じてメンバーを入れ替えております。

記者:今回のメンバーで、「こういう理由でこんな人にも入ってもらった」といったような、特別な方はいらっしゃいますか。
北区長:メンバー的には昨年から大きくは変わっておりませんが、今年は新たに細江町出身のフリーアナウンサーの方が加わっております。また、西気賀小学校の児童につきましては6年生の皆さんということで、毎年人が変わっているということになります。

記者:1月19日に皇室へ献上されるということですが、他の地域との合同の場となるのでしょうか。
市長:浜松市だけで宮内庁に伺ってお届けします。

記者:両陛下と懇談するような時間も設けられているのでしょうか。
市長:宮内庁の事務方にお届けする予定です。

行政区再編施行にあたって

記者:間もなく新3区が施行されるというこのタイミングで、市民からの問い合わせなどはどのぐらいあるのでしょうか。体感的に多く来ているのか、そこまででもないのかという点も含めてお教えください。
市長:行政区再編について私が直接ご意見や苦情を伺う機会はあまり無いものですから、直前における市民からの反応というのを体感しているわけではないのですが、実際のところは担当からご説明します。
区再編推進事業本部長:最近の問い合わせについては、時期柄もあると思いますが、例えば年賀状の住所はどちらの区名で書けばいいのかというお問い合わせや、あるいは再編によって何か手続きをしなければいけないのかといったお問い合わせを比較的多くいただいております。年賀状に関しては新しい区名でお願いをしているのですが、もし前の区名で出してしまった場合も、郵便局にも確認の上で、新旧どちらの区名でも届くということをお伝えしております。また手続きは、少なくとも公的機関に関するものについては、希望する場合を除いて特段やっていただく手続きは無いというご案内をしております。

記者:新区体制がスタートするということで、区役所の看板なども変えなければいけないと思うのですが、年末年始にかけてどういった作業を予定されているのでしょうか。
市長:ご指摘の看板については、大多数は12月28日ぐらいから作業を始め、次の開庁日である1月4日までの間には付け替えるということで進めていこうと思っております。また、12月29日から1月3日までは閉庁日ということになり、窓口サービスも基本的に止まりますので、その期間にシステムの切り換え作業などをやっていこうと思っております。

記者:行政区再編によって、行政の体制の面では足腰を強くするとか、機動的な対応ができるようにしていくということですが、「まちづくり」という視点ではどんなまちにしていきたいか市長の考えを聞かせてください。
市長:今回、地域のコミュニティ協議会という仕組みも取り入れさせていただきました。これまでも、浜松は自治会の強さが地域の地方自治の強さにつながっていたと思っておりますが、そういった中で、自治会連合会を一つの単位とし、一方で我々の行政的なサポートもしながら、地域のコミュニティの活動を活性化するという仕組みとなっております。ぜひともこれを地域において有効活用していただき、さらに地域主導での地域の活性化、まちの活性化にもつながるといったことを考えて今回の仕組みを作っておりますので、大いにこの仕組みをご活用いただきたいと思います。

記者:行政区再編を間もなく控えている今を節目として捉えると、過去16年間余りの行財政改革の成果が結実して、新しい体制に切り替わるということになると思います。新しい年に向けて地方創生への思いもあると思うのですが、行政のスリム化といったことも踏まえて、新しい市政運営に向けてどう取り組まれるか、意気込みをお願いします。
市長:行革と捉えるかどうかは別として、今回の行政区再編は、先ほど申しましたとおり足腰の強い行政運営を実現するということと、加えて、機動的な対応がとれるような体制を作っていくという観点から取り組んだものであります。それこそまさに、これも先ほど申し上げました地域コミュニティ協議会をはじめとする新しい仕組みや仕掛けを活用しながら、地域から浜松をもっと元気なまちにしていけるような動きをぜひとも盛り上げていきたいと思っているところでございます。とりわけ、私がずっと申し上げております「浜松をもっと元気に」「浜松から地方創生」ということを考えたときに、市役所が旗を振って何かやればすぐにまちなかが元気になるとかといったものではなくて、やはり地方自治・地方行政は、地域がまずベースであることは間違いないわけで、地域からこの浜松をより良いまちにして盛り上げていくという動きに、今回の行政区再編を機に取り入れるさまざまな仕組みを活用して、ぜひとも取り組んでいきたいと思っております。

静岡大学と浜松医科大学の統合・再編について

記者:去る21日に静岡大学からの新しい提案ということで、「1法人1大学2校案」というものが記者会見で発表されました。浜松市からは再三にわたっていろいろな意見を言っていたところだと思うのですが、これに対するご感想、あるいは今後どう対応していくのかというお考えはありますでしょうか。
市長:我々としては、大学の未来、そして地域の未来を考えたときに、これまでの合意書に基づく「1法人2大学案」による統合・再編がベストであろうということで地域を挙げて応援をさせていただいてきたわけでありますが、今回、それとは違う案が静岡大学の側から出てきたということで、正直困惑しているところでございます。中身について、資料を見てはいますが、まだ具体的な説明を受けたわけではなく、果たしてこれまで我々が応援してきた合意書案と比べてどういった面でメリット・デメリットがあるのかといったことも含めて、まだまだ分からないことがたくさんありますので、ぜひ1日も早く、静岡大学側からしかるべき場で説明をいただきたいと考えております。いずれにしても、これまで合意に基づく統合・再編が止まっていたのは、地域の理解が得られないためということだったかと思っておりますので、今回また異なる案で動かそうということであれば、我々地域側にもしっかり情報提供をいただいて、納得できる形をとっていただかないことには話が進まないのかなと思っております。ぜひとも早めの説明を求めていきたいと思っています。

記者:案を見たということですが、どういった形のものをいつご覧になったのでしょうか。また、「しかるべき場」とはどういう場でしょうか。
市長:大学のホームページに載っていた、恐らく日詰学長が発表された後に掲載されたであろう資料を入手して、バラバラ見たといったぐらいです。

記者:静大から資料が来たというわけではなく、ご自分で見たということでしょうか。
市長:はい。その程度の状況ですので、やはりご説明をいただかなければいけないかなと思っております。また、説明の場としては、「地域未来創造会議」を1日も早く開き、そこで説明をしていただきたいということを5月の市長就任直後から申し上げておりました。あるいは地域未来創造会議でなければ、先日も開催した期成同盟会の場でご報告・ご説明をいただきたいと思っております。日程的に合わないとか、調整が大変ということであれば、これからも恐らく定期的に両大学の学長は連携協議会を開かれるでしょうから、そういった場に呼んでいただいて説明をしていただくとか、やり方はいかようにでもあろうかと思いますので、いち早くご説明をいただければと思っているところです。

大河ドラマ「どうする家康」について

記者:大河ドラマ「どうする家康」が最終回を迎えました。今年1年、観光誘客という点において浜松市の目玉といった感じで取り組んでこられたと思うのですが、現時点における取り組みの総括をお願いいたします。
市長:今年は年明け一番からプレオープンの大河ドラマ館に主演の松本潤さんをはじめ多くの皆さんに来ていただくなど、「どうする家康」で明けて「どうする家康」で暮れる、そんな1年だったと思っております。とりわけ、5月に新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に移行したということもありましたし、加えて、ゴールデンウィークは騎馬武者行列のようなイベントもあったということで、国内外の大変多くのお客様に浜松に来ていただけたと思っております。我々としてもこの経済波及効果をぜひとも具体的に算出してみたいと思っており、今、しんきん経済研究所に依頼をしております。これについては、年度末までには公表できるような状態にしていきたいと思っております。あまり科学的ではないかもしれませんが、体感・感覚としては、前回の「おんな城主直虎」を上回ったかなというような気はしておりまして、実際どの程度であったのか、これからしっかり数字を出していきたいと思っております。来年もぜひこの流れを引き継いでいけるように、また、「家康公ゆかりの地」として浜松のことを認知していただいて、そのレガシーをしっかりと残していけるように、観光誘客をはじめとする取り組みを来年以降も続けていきたいと思っております。

有機フッ素化合物(PFAS)について

記者:先週の金曜日に自衛隊浜松基地から発表があった中に、市からの質問にあった過去の泡消火剤の使用履歴について回答があったかと思います。これについてどのような受け止めをされていらっしゃるかをお願いします。
市長:自衛隊浜松基地に調査を依頼しておりました3項目のうちの2項目目ということになるでしょうか、泡消火剤の使用履歴について先週ご回答をいただきました。丹念に時間をかけて調べていただきまして、結果としては、PFOS含有の泡消火剤の使用が禁止されて以降は使われていないということではあるのですが、それ以前の状況等については、文書の保存年限といったこともあり、明らかにならなかったということで、これはやむを得ないと思っております。我々としては、一連のこのPFAS検出の対策を講じるにあたって原因を特定できると非常に対策を打ちやすいということもあって、その原因の1つとして推測される自衛隊浜松基地内での使用履歴についてお尋ねしたわけでありますが、今回のご回答をいただいても、ここ数年は確か使ってないということでありますが、過去から一切使っていないということの証明には残念ながらなっていないというところもありますので、これからも自衛隊浜松基地でも使われていた恐れがあるということが1つの原因と考えられるという前提で対策を講じていかなければいけないと思っております。またそれと合わせて、自衛隊浜松基地以外の原因の究明についても取り組んでいかなければいけないと感じております。

記者:金曜日に自衛隊浜松基地の方が直接市役所の庁舎に回答書をお持ちになったと聞いているのですが、その時に何かしらの説明があったのかどうかというところと、今後の調査について、あるいは2年前の防衛省の調査で基地内のタンクでもある程度の高い数値が検出されているかと思いますが、その辺りの関係の説明はあったのか教えてください。
市長:金曜日には、自衛隊浜松基地の皆さまに市役所に来ていただき、こちらの事務方で説明を伺ったところでございます。説明いただいた内容については、今回「回答書」としていただいた内容についてということになっております。おっしゃるとおり、2022年にはタンクから検出されているということもありますので、先ほども申しましたとおり、今回いただいた回答が、自衛隊浜松基地はPFASの原因では一切ないということの証明には、残念ながらならないと思っております。そういった点から、今回の回答では原因の特定というところまでは至りませんが、引き続き原因の1つの可能性を捨てきらずに、我々としても対策を打っていかなければいけないと思っております。

記者:金曜日の回答では、泡消火剤の使用履歴について、2010年3月以前は不明な点があるということで、発生の特定というところでは結果的には満足いく回答ではなかったと思うのですが、改めて今回の結果を踏まえて、市として自衛隊浜松基地に働きかけをしていくという考えはあるのでしょうか。
市長:文書保存年限の関係などもあり、これ以上過去の記録を明らかにしようと思っても物理的に不可能なところもありますので、さらなる追加調査ということをお願いしたとしてもこれ以上のものは難しいのかなという気はしております。ただ一方で、先ほどもお話しがありましたが、過去にはタンクの中から検出されたという発表もあったということで、どこかの時点で恐らく使われていたということも十分推察されるわけであります。そういうことになりますと、特定はできないものの、やはり自衛隊浜松基地も原因の1つである可能性が捨てきれないという状況は続きますので、そういった前提で、これからどういう対策を講じられるかということを考えていきたいと思っております。もう1点、我々からお願いをしております水路における水の流れ等についてもまたご報告をいただき、加えて、周辺の工場をはじめとする民間での使用があったのかといったことも含めた調査も合わせて行いながら、どういった対策を講じられるかということは速やかに検討していきたいと思っております。

記者:要望の中の1点目で、基地内の調査の協力要請をされていたと思います。その点について基地側は飲用井戸の調査結果を公表されて、そのような回答があったということですが、これについて浜松市による立ち入り調査や、あるいは基地内の調査に向けて動いていることはあるのでしょうか。
市長:基地内の水質調査については自衛隊浜松基地に対応いただいて、その結果についても全てお知らせをいただきましたので、我々としてはそのデータをもって動きたいと思っております。我々で改めて基地内に立ち入らせていただいて水質調査するのは単なる2度手間のようなことになるかと思いますので、特にそういったことは考えていません。

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