緊急情報

サイト内を検索
ホーム > 市政 > 市長の部屋 > 市長メッセージ > 過去の市長コラム > 市長コラム(平成26年10月)

ここから本文です。

更新日:2023年12月1日

市長コラム(平成26年10月)

最強助っ人との不思議なご縁

人生の中には、不思議なご縁を感じる時があります。それは偶然のようでもあり、何か大きなエネルギーに引き寄せられているようでもあります。

静岡文化芸術大学教授の磯田道史(いそだみちふみ)先生とは、そんな不思議な縁を感じています。磯田先生は、私が紹介するまでもなく、今や日本を代表する歴史家の一人であり、最近はテレビで見ない日はないくらいの売れっ子ですから、皆さんもよくご存じだと思います。「歴史を視聴者にわかりやすく解説し、放送文化の向上と地域活性化に貢献した」として、第15回NHK地域放送文化賞も受賞されています。

磯田先生が文芸大へ来られたのは、市が「出世城」との異名を頂く浜松城を核に「出世の街・浜松」のプロモーションを本格的に始めた2012年です。

その先生を最初に紹介してくれたのは、共通の友人である徳川家19代の徳川家広(いえひろ)氏でした。徳川家康公や徳川家の顕彰を本格的に始めた時に、磯田先生の紹介者が、家広氏だったというのは、徳川家のお導きのような気もします。

以来、磯田先生には「出世の街・浜松」プロジェクトや家康公400年顕彰事業などを強力にサポートしていただいています。

例えば、昨年は読売新聞のコラムに、元城町東照宮のことをご紹介いただきました。それ以降、無名であった元城町東照宮が、全国的に注目を集める場所になろうとしています。元城町東照宮の場所は、浜松城の前身である引間城跡地ですが、ここはかつて、今川方の有力武将である飯尾豊前守が城主でした。その時代に、若き豊臣秀吉公が三河から流れてきて、初めて武士として飯尾氏に仕え、しばらく引間城で奉公をしたという記録が残っているそうです。そして今川氏が滅びた後、城主となったのが徳川家康公ですので、この場所は、2人の天下人を生んだ地ということになります。そこで磯田先生は、元城町東照宮こそ、日本最強のパワースポットであるという記事を書いてくださいました。

それ以降、元城町東照宮は一躍脚光を浴び、全国から人が来るようになりました。今年の夏には、大変お忙しい仕事の合間を縫って、磯田先生自ら、浜松の子どもたちと一緒に、元城町東照宮の発掘を行なってくださいました。

浜松市にとって、磯田先生は今や最強の助っ人です。後日談ですが、磯田先生とお酒を飲んでいる時に、大学時代の話になり、私と磯田先生が、偶然同じ下宿に住んでいたことがわかりました。お互いさらにびっくりです。不思議なご縁が、また一つ増えました。

広報はままつ2014年10月号から磯田先生による連載『ちょっと家康み』がスタートしました。ぜひご覧ください。

このページのよくある質問

よくある質問の一覧を見る

お問い合わせ

浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2021

ファクス番号:053-457-2028

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?