第6回／はままつ百歳

1926年（大正15年）12月25日、高・健次郎が世界で初めてブラウン管の上に「イ」の字を映し出すことに成功。人々の暮らしを大きく変えたテレビの歴史が、浜松を舞台に始まりました。

戦後、テレビの研究はGHQ（連合国軍総司令部）から禁止されていた時期があります。しかし、日本が各国と講和条約を結び独立国として歩みはじめてテレビの本格放送が可能な体制が整うと、1953年（昭和28年）2月にNHKがテレビの本放送を開始。同年8月には民間放送の日本テレビ、続いて昭和30年にTBSが放送を開始しました。白黒放送が発達していく中、1960年（昭和35年）、カラー放送も開始されました。ここ浜松では、カラー放送が始まった前年の昭和34年11月、NHK浜松放送局（中央区下池川町）が開設されています。