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更新日:2024年4月3日
熱中症とは、高温環境下で、体温の調節機能が異常をきたして体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、発症する障害の総称です。日射病、熱けいれん、熱疲労、熱射病等が含まれます。
熱中症は症状に応じて1度から3度に分類され、1度から3度に向かって重症になっていきます。
分類 |
症状 |
---|---|
1度 |
めまい・失神 「立ちくらみ」という状態で、脳への血流が瞬間的に不十分になったことを示し、“熱失神”と呼ぶこともあります。 筋肉痛・筋肉の硬直 筋肉の「こむら返り」のことで、その部分の痛みを伴います。発汗に伴う塩分(ナトリウムなど)の欠乏により生じます。これを“熱けいれん”と呼ぶこともあります。 大量の発汗 |
2度 |
頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感 体がぐったりする、力が入らないなどがあり、従来から“熱疲労”と言われていた状態です。 |
3度 |
意識障害・けいれん・手足の運動障害 呼びかけや刺激への反応がおかしい、体にガクガクとひきつけがある、まっすぐ走れない、歩けないなど 高体温 体に触ると熱いという感触。従来から“熱射病”や“重度の日射病”と言われていたものがこれに相当します。 |
高温、多湿、風が弱い、輻射熱(熱を発生するもの)があるなどの環境下では体から外気への熱放散が減少し、汗の蒸発も不十分となります。
〈具体例〉
工事現場、運動場、体育館、一般家庭の風呂場、機密性の高いビルやマンションの最上階など
消防局では環境省が発表している暑さ指数(WBGT温度)を「浜松市防災ホッとメール(地域情報)」で、お知らせしています。
皆さんも浜松市防災ホッとメールに登録して、熱中症に注意しましょう。
暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。
単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい
1.湿度、2.日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、3.気温の3つを取り入れた指標です。
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